ある日の一コマ(家族編 8)

そういえば駿君の誕生日のお話は全然書いてなかったと気がついて

そんなお話です。

*

司 : 「なあ、こいつ何時歩き出す様になるんだ?」 

つくし:「もうそろそろだと思うけど・・・」

    「やっと、この間つかまり立ち出来るようになったばかりだから無理させないでよね」

    「あっ!歩く訓練なんてしなくてもいいんだからッ」

     

司:  「睨むな、しっかり両脇で支えてるぞ。駿も喜んでるしなぁ」 

    「寝返りもハイハイも俺は写真でしか見れなかったんだから」

    「いいか駿!歩くのは絶対パパに一番に見せろッ」 

つくし:「こればかりは道明寺総帥の力を持ってもどうにもならないわよねぇ」

司:  「もうすぐ1歳だな」

つくし:「早いよね」

    「ねぇ・・・誕生パーティーってするの?」

司:  「当たり前だろう。俺の息子の初めての誕生日だぞ」

つくし:「ホテルを貸し切って派手にやるとか考えている?」

司:  「嫌なのか?」

つくし:「当たり前でしょう!」

    「なにもまだ分からない赤ちゃんだよ」

    「あのね、小さなケーキを囲んで駿に1本のろうそくを「フー」ってさせて、司と私と二人、家族だけでお祝いしたいなんて思ってるんだけど」

司:  「それが出来れば俺も苦労はしねぇよ」

つくし:「ん?」

司:  「駿の誕生日を楽しみにしてるのは俺達だけじゃないってこと」

    「たとへこの屋敷で家族だけでお祝をするとしてもだッ」

    「お袋と姉貴も駿の誕生日には帰ってくるって連絡があった」

つくし:「まあ、それは仕方ないか」  

司:  「それだけじゃないだろう。あいつらも類パパ、総パパ、あきパパなんて自分で自分のこと呼んでうれしそうにしてるし」

    「絶対駿にあいつらをパパって呼ばせるんじゃねぇぞ」

つくし:「身近な人数で済むなら楽しそうだけど」

司:  「今日は、西田まで駿坊ちゃんの欲しいものはなんでしょうねぇ。高揚ない声で聞いてきたんだぞ」

つくし:「うれしいよね。みんな駿のこと気にかけてくれて」

  

司:  「お前は単純でいいな。さっきの家族だけはって言葉はどこに言った」

つくし:「だって、それは無理そうだもの」

    「えらく司は不満そうだね」 

司:  「あいつらが来るって聞いた途端、やけにうれしそうじゃねぇか」

つくし:「そんなつもりはないけど」

    「そんなに眉間にしわ寄せることじゃないでしょう」 

   

司:  「決めた!」

つくし:「なにを?」

司:  「駿の誕生日のお祝いは俺達二人だけにする!」

つくし:「どう考えても無理でしょう」

司:  「誰にも邪魔させないッ!」

つくし:「・・・」

   

    人の話聞いてない・・・・。

    

    「はぁ~」 

拍手コメント返礼

ちー様

生きがいと言ってもらえると照れます。

でもうれしいです。

今日も頑張ろう♪

ち**様

つくしちゃんから送られてきた携帯動画を見て悔しがる道明寺総帥。

それを見てため息をつく西田さん。

場面が浮かんできました。

シュートのネタはまだまだ増えそうな予感が~。

F3の赤ちゃん言葉!?

ブッーーーーーーー。

nonno 様

かわいい司は賛否両論で~(^_^;)

もっとかっこいい大人の司が見たいというリクエストもあるんですが、私はこの手の司がどうも好きみたいです。

nonno 様も同じでよかった♪