Rainy Blue 29

だめだぁ~

このお話は司君生ころがしにする予定だったのに考えが二人のお初に傾いてる。

今やっちゃうと某本部の宿題くんのイチャコラが頭にあるので、こっちにどう影響するか分からないからビビってます。

そうするとF3の出番はどうなる?

ここは司の部屋の右隣の部屋。

男3人でいるにはもったいないと世の女性がヨダレを垂らしそうなイケメン揃い。

あ:「牧野、来ると思うか?」

総:「来るとしてももれなく司が付いてくる」

あ:「類はそれでいいのかよ」

類:「なにが?」

あ:「牧野が心配でNYまで付いて来てたんじゃねぇのか」

類:「俺は司の代わりにもなれそうもないからね。

   牧野が幸せならそれで俺は構わないし」

総:「牧野の事なんて忘れちまえ、今夜は飲むか」

あ:「恋を忘れるのは新しい恋だろう」

総:「そうだな、こんなとこで俺達だけって言うのものなぁ・・・」

二人の視線が壁で隔てた司の部屋に注がれる。

どどどっ。

2人が同じタイミングで壁に耳を貼り付けた。

「聞こえるわけないよ」

類にしては珍しい不機嫌な表情で二人の真中に立つ。

類が左右の腕で二人を壁から引き剥がした。

夢にまで見た瞬間がいまここにある。

NYに牧野が来てるって分ってからのここまでの時間。

こいつと離れて過ごした日々よりも長くて・・・遠くて・・・

今確かな温もりを俺の腕が抱きしめてる。

もう二度と離れたくないって想いと共に。

「もう、自分がどうしようもなく嫌な人間になってる気がする」

どの位の時間俺は牧野を抱きしめていたのだろう。

牧野の吐く息が俺の胸元のシャツにその振動を伝えてくる。

「お前が嫌な人間なら、この世界にお人好しは無くなるな」

冗談を本気にした顔が俺を見あげて「ちゃかすな」と唇を噛む。

「道明寺の側にいる人が羨まししくてしょうがなくて・・・

写真を見てから落着けなくて、道明寺が悪いのに、道明寺を恨むよりその女の人を恨んじゃって、

私の心の中グダグダで、ドロドロで・・・

なのに、目の前に現れた道明寺は悪びれてないし」

怒るのか泣くのかどうしたいのか・・・

そんな表情を見せる牧野が可愛くてもう一度抱き締めたい衝動が胸の中で渦を巻く。

「俺は謝ったろうがぁ」

「そうじゃなくて、謝るところが違うの」

俺に抱き寄せられるのを拒むように牧野が俺と自分の胸の間で手のひらを握りしめて拳を作る。

その拳の幅の分だけの俺達の距離。

拳を通して俺の心臓の音がこいつに伝わってる気がした。

「もう・・・やだよ」

胸元に押しつけた額その下で声に出さすに泣いてる牧野。

「もう離れない。

それに俺、お前と一緒に日本に帰るつもりだし」

鼻を啜る肩を上げる動作がピタッと止った。

驚いて上げた顔がもう一度鼻を啜る。

僅かなその沈黙が牧野の感情を落着かせた。

「それなら、早く言ってよね」

泣いたり怒ったり忙しいやつ。

「それなら、別に急がなくてもいいか」

俺の胸元を牧野の両腕が押して身体が離れた。

胸元に出来た空洞に流れ込む空気がヒンヤリと身体に触れる。

おい!

さっきの!

甘ったるい雰囲気が一気に塩っ辛くなってきた。

せめてビターチョコ位の苦みのある甘さにならねェのかよ。

寝室に置いてあるスーツケースを牧野が引きずってドアに向かう。

「おい、どこ行く気だ!

あいつ等のとこには行かせねェからな」

いかないわよって俺を見つめる膨れ面。

「ベッド、道明寺が使うよね。

頭打ってるし安静にしないと。

私ソファーで十分だから」

あのな!

お前がいるのに呑気に練られるわけねえだろう。

どれだけ俺が夢の中でお前を抱いたか教えてやりたい。

夢の中のお前は大胆で濃艶で、俺を直ぐその気にさせて・・・

普段の色気のねェ牧野見ていても欲情する俺だから、どうしようもねぇくらいに早く夢の中ではイッちまうけど。

「ちょっと」

背中を見せる牧野の腰に両腕を回して抱き上げた。

牧野の手からスーツケースが離れて床にドンと転がる。

そのまま俺は身体を押しつけたまま一緒にベッドの上に転がった。

投げ出された牧野の身体。

その上から覆いかぶさる格好の俺。

牧野の腕を頭で押さえつける俺。

「牧野・・・」

「なによ。放して」

押さえつけてる掌の中で逃れようと手首を左右に必死で回してる。

「いやか?」

抵抗する力が弱まって力を抜くように牧野が息を大きく吐いた。

「そうじゃないけど・・・・」

「なら、なんだ?」

牧野の脚を割って自分の片足を滑り込ませる。

「だから、道明寺は頭を打ってるから」

「そんなのなんでもないから心配しするな」

コツンと触れ合う額。

そっと包み込むように牧野の頬に手のひらが触れる。

「たんこぶ出来てたし・・・」

牧野の腕が俺の上腕を伝って指先が俺の掌の上に添えるように置かれた。

「お前に殴らるのは慣れてんんだよ」

「そんなに慣れるほど殴ってないから」

照れくさそうに微笑んだ牧野の唇。

何か言いたそうと小さく開きかけた唇にキスを落とした。

拍手コメント返礼

Gods & Death様

ストレス解消ここでしちゃってくださいませ~

ためると何事も身体には毒ですからね。

いや~

まだ頂けるかどうかわかりせんよ。

二つのパターンが今頭の中で戦っております。

なる 様

今回の司には応援団少ないんですよ。

始まりが始まりだし。

そんなに簡単に許すなッ!

でもつくしちゃんの気持考えるとね・・・

つくしちゃんからしたら司に会えたことで満足ははしてるでしょけどね。

司にもこれで満足してもらいます? ← 司がうしろで睨んでるぅ~

みわちゃん様

司にとったら長い一日だったでしょうね。

その前につくしがNYに来るのも首を長く伸ばして一日千秋の思いだったろうしなぁ~。

司にしたらここまで責められる理由はないと思っちゃってるでしょうしね。

某委員会本部のお話も一気に加速上げてますよ~。

Jacqueline 様

つくしに男女の駆け引き。

覚えられるかなぁ~

still・・・ 様うんうん、司にしたらもうたまらん~

何処のスケベ爺なんだ?(笑)

ベッドに押し倒しただけじゃまだまだ油断できませんよ。

逃げるつくしを追う司。

助けに入るF3なんてことには・・・ならないか。(^_-)

ゆみん 様

わ~い

寸止めに一票。

こちらの司にはみなさん厳しいなぁ~!(^^)!

かよぴよ様

ここから生ころがしなんてこと~

あるかもっですよ~。

今のところみなさんも意見も真っ二つに割れてると言うところでしょうか。

さぁ結末はいかに!

ゆきこ 様

某所でのコメントもありがとうございます♪

>と・・・隣の部屋にF3いますが(´・_・`)やっちゃうの?

>ねぇ、つくしちゃん、ここで司を許しちゃうの?

>ダメよ〜〜、ダメ!ダメ!!

そうよ隣にはF3がいるのよ~

ということは寸止め推進派ですよね?(笑)

SPつくしちゃんの司にならあったその日に押し倒しても許せるんですけどね(笑)

同じ気持ちが嬉しいな。

うさこ様

こちらの司にはやはり1000本ノック必要かも~

もうちょっとお仕置きしなきゃご褒美はあげられないぞ~

あちらの二人はもう濃厚に濃厚をプラスしてお届けしてます。

支部では見られない上物(情物)に仕上げてます。

書いた後でやっちまったぜ~感が・・・・(^_^;)

たぶんもう二度と書けないのぉ~~~~~~