Unfair 13
北斗と千和のお話しなかなか進まず・・・
書き始めたの6月なんですよね・・・
更新が遅すぎて申し訳ないです。(何度目の謝罪だ?)
ぼちぼちと鈍行試運転状態ですが忘れてはませんので(/_;)
また・・・やっちゃった。
自分が自分で情けなくなる。
喧嘩して・・・
北斗に怒っていたはずなのに・・・
北斗の唇が肌に触れて吸い付いて・・・
指先が肌を滑り落ちるその愛撫に抗えなくなって・・・
自分から北斗を求めてしまってた。
まだ言いくるめられたほうがまし!
身体をつながればそれで終わりだなんて思ってないから!
北斗を待たずに部屋を出たのはかなりの抵抗。
起きるまで待てばよかったとか、朝食準備しとけばよかったとか。
すでに後悔し始めてる。
北斗の社長室とはかなり離れた部署。
ここでは私は相変わらずの彼氏いない歴=年齢にもてない女子。
北斗が私の旦那様だと言っても病人あつかいされること間違いない。
社長と女子社員の情事。
ドラマや漫画でよく見かける設定。
妄想と現実が区別がつかなくなったらおしまいだといわれそうな気もする。
下手したら腐女子扱いされる可能性だってある。
本当にもう!
北斗も誤ってくれればいいのにッ。
お詫びも言い訳もなしで私をヤリくるめるのはやめてほしい。
給湯室でポコポコとコーヒーサーバーに抽出されるコーヒーをぼんやりと眺めながら出るのはため息ばかりだ。
「あれ?千和、元気ないね?」
「疲れてるみたいだけど?」
ポンと後ろから聞こえた声にギクッと背中が反応した。
入社時からの二人の同期は朝から遠慮なく私の顔を覗き込む。
「寝不足は敵だよ」
寝不足の原因が北斗だってわかったらどのくらい突っ込まれるのだろう・・・。
「いろいろとねぇ・・・
私にだって眠れなくなることがあるわよ」
「さては男!」
頭の中の北斗の顔を消しながら言葉を選ぶ私に即答で答える私に即答で男と返して「な、分けないか」と顔を見合わせる二人。
あなたたちが極上とか!
会社ですれ違うだけで身体の熱が上がるとか!
夢見心地で話題に上がる社長が原因なんだとは口が避けても言えない。
「ここは、私たちに任せて!」
顔を見合わせていた二人が一斉に私を見る。
な・・な・・なに?
「ここはやっぱり男よ!
千和もそろそろ恋に目覚めなきゃ!」
これ以上目覚めなくても恋愛はしてる。
北斗のことが好きで、好きすぎてどうしようもない。
ドSで俺様な北斗はいつでも独裁的で私を惑わす。
「好きな人はいるから・・・」
「あの、不細工なお笑い芸人な彼?」
北斗と一緒にいるところを見られそうになって街の中を逃げ回ったその後に取り繕ったウソ。
いまだにあの時の嘘が活きているみたいで笑えそうもない。
「もっといい男はいっぱいいるよ」
北斗よりいい男がいるとは思えない。
「うちの社長クラスは無理だろうけどね」
本当なら北斗と私も接点なんか持てない相手で・・・
間宮会長の一言がなかったら北斗と私が出会うこともなかったって思う。
同僚が高嶺の花と確信してる北斗に悩まされてる私。
「今日の夜、千和、暇だよね?」
それは確定してる決定事項を再度確信的に聞いてる質問にならない質問。
早く帰っても夕食を作って北斗の帰りを待つだけ。
昨日もその前も帰りの遅い北斗をぽつんと待っていた。
少しは私が怒ってることも機嫌が直ってないって態度で示すことも必要なのかも。
「まあ・・・少しは・・・」
同僚と食事して飲んで少しは気が晴れる気もする。
たまには北斗が私の帰りを待つのも必要な気がしてきた。
いつまでも私だけ待たせれるなんて不公平だもの。
「じゃ、OKね」
こくりとうなずく私。
「良かった、ちょうど一人足りなかったの。
今日の合コンは上場企業の社員だって」
「弁護士もいるって聞いたよ」
え?
合コン?
あっ・・・忘れてた・・・。
この二人のアフターは合コンに命を懸けていたんだった。
それは・・・やばくないかな・・・。
北斗のこと非難できなくなっちゃわない?
テンションの上がる二人をしり目に不愛想、横柄、不愉快さで眉間を寄せる北斗のひどく低い声が頭の中で響いた気がした。
拍手コメント返礼
ひーまー 様
ちょうどいいタイミングで更新したんですね。
本当になかなか進まずに申し訳ないのですが、自分でもここまでのろいとは思ってなかったんですけどね。(;^ω^)
今回は少し北斗に焦ってほしいんですよね。