Unfair 20

おはようございます。

今回は意外と早く更新できそうなはぴまり。

実はすっかり話の構成をどうするつもりだったのか忘れてしまってます。

行き当たりばったりで話をつないでる気がします。

最後までいけるか不安が~。

北斗が壊れるところ書けば何とかなるかな?

スクリーンに映しだされる営業成績のレポート。

会社の運営はうなぎのぼりと行かないまでも順調に伸ばしてる。

それでも少しでも隙を見せれば社長の座から俺を引き下ろそうとする輩が目を光らせる。

それも親族の脚の引っ張りあい。

だから俺がこの会社の立て直しに呼ばれ他たってことを理解してない能無したち。

自分の能力を考えれば間宮系列の会社の重役に収まっていられるのも親族というコネでしかありえない。

「さすがは、若手TOPナンバーワンと騒がられるだけじゃありませんなぁ」

「勝手にマスコミが作り上げてるだけですから。

それでも会社の良い宣伝にはなる」

皮肉る声に一応は笑みを浮かべる。

ジりッとした緊張感。

それでも今日の俺は、すがすがしい気分で立ち向かえる。

朝からあいつをわざと怒らせて満足してる俺。

キャンキャンと噛みつく子犬のようなやつ。

本気で向かって来るあいつが俺を好きだと脚にまとわりつく子犬に見えてしょうがない。

「北斗・・・?」

「あ?」

俺を呼ぶ声にテーブルから視線を上げた。

「終わったけど?」

覗き込む千和の目。

何してんの?

そんな怪訝な色合いをのせて見つめる。

「眠くなるような会議だよな」

背中を伸ばすように椅子の背に持たれた。

「なんか、私はムカついたけど・・・

いつもながら北斗のおじさんたち冷たいよね」

テーブルの会議の片付けに追われながら千和がプッと頬を膨らます。

「それでも俺を言い負かすことはできない。

それはお前も一緒か」

にんまりと笑った俺に千和がムッとした表情を見せた。

「あのね、あの人たちと一緒にしないでくれる。

私の根本には北斗のことを思う気持ちがあるんだから」

「どんな、気持ちだ?」

くるりと椅子を回して千和と向きあう。

「それは・・・」

「それは?」

口ごもる千和が意地悪と言いたげに俺を見つめる。

焦る千和がもっと見たくて引きよせた華奢な身体を膝の上にのせた。

太ももに感じる柔らかな千和の臀部の感触。

女性特有の柔らかな丸みの帯びたライン。

触り心地は昨日の欲情に結びつく。

「誰か来たら困る」

「呼びに来るとしたら相馬だろ」

親族を除けば相馬は会社で俺と千和の関係を唯一知ってる。

うきあがりかけた千和の腰をすぐに俺の上に引き戻す。

「相馬さんに見られても困る」

「あいつなら俺たちの邪魔をするようなことはしないはずだ」

「邪魔ってッ!」

何する気?

そんな警戒する瞳が俺を見つめる。

身体捻る千和の首筋にそっと寄せる唇。

柔肌にチュッと音を鳴らして吸い上げてから話す唇。

「痕つけないでよ」

首筋を確かめるように必死で目線を下に向ける千和

首筋に残した痕より赤く染まった頬で千和は俺の残したキス跡を手のひらで隠した。

「今更だろう。

お前の体中に俺の痕を刻んでるはずだ」

「なっ!」

膝の上から飛び降りた千和

わずかに俺との距離を作る。

それを拒むこともせず今回は千和の好きなように行動させてそれを眺めてる。

「なんだ?思いだしたか?」

「思いだしてない!」

もぞもぞと身体を動かして少し照れて甘い表情の千和

俺に甘えてしがみつく熱の籠る千和の肌。

誘うように俺を見つめる熱い瞳。

俺だけに見せる女の顔。

思いださせて感情を揺さぶられてるのは俺のほうだ。

このままテーブルの上に押し倒したら・・・

オフィスでなんて今までの俺ではありえない。

会議の後も今日のスケジュールはしっかり埋まってるはずだ。

「俺を、狂わせるのはお前だけだよ」

「えっ?」

警戒心を解いてすっかり油断した表情を千和がのぞかせる。

腰に回した腕は強引に千和を引きよせて唇を重ねる。

吐息が混じりあう。

角度を変えて深くなるキスに千和もしっかり応えてくる。

「しっかり仕事しろよ」

離れた唇の先でトロンとなった千和をしっかり俺の両腕が支えてる。

見開いた瞳に映る恥じらい。

俺の声に瞳は強気に輝く。

「変なことしだしたの北斗だから」

ドンと押された胸元で俺たちは距離をつくった。

くるっと踵を返して怒ったように立てる靴音。

そのまま入り口に向かって歩く千和

扉を開いて閉める瞬間にベロを出したしかめっ面を俺に向けた。

ククっと漏れた声は一人になった会議室で大きく笑い声を漏らす。

千和と結婚できたこと。

それは最高の運だった.

会長の命令がなきゃ俺たちは顔をあわせることもなかったはずだ。

奇跡だよ、お前と知り合えたこと、結婚したこと、愛したこと。

お前と出会えて、最悪な縁も最高の縁になった気がする。

もっといろんなお前が見たい。

「社長」

トントンとノックして開いた扉から姿を現したのは想定どりの秘書の相馬。

時間だと呼びに来たのだろう。

「珍しいですね?」

「何が?」

「会議の後にそんな楽しそうにされてるの初めて見た気がします」

「いつもと変わらないはずだ」

ノックが聞こえた時から表情は引き締まらせてる。

「ハイ」

にっこりと浮かべる笑みは何でも見通されてるさ気分に俺をさせる。

「行くぞ」と俺は声を強めて相馬の前を足早に通り過ぎて会議室をあとにした。

拍手コメント返礼

スリーシスターズ 様

ドラマが始まった影響かはぴまりでうちのブログを訪問していただいてる方も増えてるので私のテンションも上がっています。

これは更新しなきゃって頑張ってるわけですが、微妙に違う俺様度の切りかえが難しいの~

書いていて、あっこの感じは司だ~って思うこともあるわけで、いかに頭を切り替えて書けるかがカギなんですよ。

切りかえがうまくいけば更新が早くできるという裏話(^^♪

惚れてる千和ちゃんで遊べるのが司との北斗の違いでしょうか?

このお話は原則で言うとちょうど中間地点でしょうか。

結婚前になるでしょうね。

この二人の時間経過は花男より難しいですよ。

あはは、やこ様のところのご訪問カミングアウト~

いろいろいってらっしゃる読者の方多いので全くそこは気にしておりませんので悩まずに楽しんでいただけたら私もうれしいです。

そろそろ私も巡回」しちゃおうかな。

最近更新で時間を使い果たすのでなかなかそんな時間がないのが寂しいのですよ。

私の分も楽しんでくださいね。

akko

ドラマは別ものかぁ~

原作のいいところを表現で来てるドラマってなかなかないんですよね。

それを考えると花男は秀悦だったと今でも思っています。

きのぴ様

千和にはなかなか実感できない北斗の愛。

いいですよね。

これは北斗目線じゃないとわからないですよね。

北斗目線のほうが人気があるのはそのせいかな?

Amazoは終わったんですね。

見れるかな?