戯れの恋は愛に揺れる 25
そろそろ最終話に向けてと思ったら・・・
思ったより楽しみにしていただいてる方が多くて・・・
もぅちょっといっちゃおうかなと思っている自分と戦っています。
どこまでいきましょう?
30話が最終話の予定なんですけど・・・(;^ω^)
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「フワァ~」
けだるそうにあくびを浮かべる皇子を3人の悪友たちは訳知り顔で顔を見合わせる。
「大丈夫なのか?」
「何が?」
あきらの君の声に魔泥こしいそうに司はつぶやく。
司が婚礼前のつくし姫の寝所に毎夜訪れてることは宮内で知らないものはいない。
それを気がつかないふりの気遣いで使えてる女官たち。
宮内から外に漏れることはないとしても周りに傅く者たちの目を遮ることはできない。
司からしたら自分の愛する姫のそばに・・・
婚礼も決まった許嫁の姫の寝所に毎夜通うことはそれほど問題ではないのだろが・・・
まぁ・・・
仲がいいのはいいことなのだろうけどと思いつつも3人は顔を見合わせてしまう。
「俺より、あいつの方が元気だぞ。
今日も、俺を置き去りにしてさっさと寝所から出ていって妃教育にかりだされてるからな」
嬉しそうに口元をほころばす司は東宮妃としてと務めを果たすために必死に学ぼうとしてるつくしの姿が愛しく思いだされる。
もっと余韻を・・・
微睡みの中で・・・
抱きしめて・・・
柔肌を心行くまで味わって・・・
離さないでと哀願されたら・・・
俺は・・・
その誘惑から抜けられずに浸りこむ・・・
幾度となく思った切望・・・
それを何事もなくさらりとかわして、脱がしたはずの寝衣は撫でやかな肩のラインをスルリト覆い尽くして身支度を整えていく。
気が付けば今朝も一人寝具に残されて、その上をつくしの熱を求めて彷徨う手のひら。
今日こそは・・・
そんなたわいない願も簡単に無視されてしまってる。
「この時間にお前らと顔を合わせなきゃいけないのは不本意だ」
不満そうに口角を上げる司は自然と頬をほころばしてる。
幸せを隠しきれない皇子に3人も胸の中がふんわりとした柔らかさに包まれる感触を楽しんでいる。
「皇子ッ!」
突然
開いたふすま。
無遠慮に皇子の執務の間に飛び込んでくる人物は限られる。
司以外の3人に戸惑いの表情を浮かべたの一瞬。
小さく頭を下げたつくしはそれどころじゃないという雰囲気で司の目に膝を進めた。
「こいつらの前でも俺のことは司と呼んでいいぞ」
「今はそんなことどうでもいいの」
切羽詰ったつくしの表情に顔を見わせたのは、司を除く3人。
「はぁ?どうでもいいッてことじゃねぇぞ。
遠慮して東宮様とか皇子様とかお前に呼ばれると寒気がする」
司の非難じみた言葉には同調せずにつくしは司に迫る。
「皇后様から会いたいって女官から連絡が来たの」
面会するのは東宮妃の教育がある程度の段階を踏んでの予定だったはずである。
「どうして、急に?」
座りこんだつくしは司を除きこんで首を傾げて見せる。
その表情は穢れをしらぬあどけなさを見せて司をドキリとさせる。
「あっ・・・」
4人の声が今始めて重なりを見せた。
拍手コメント返礼
heorakim 様
すんなりいくと思われたところでの楓さん登場。
つくし姫大丈夫かしら?
しっかり司皇子に守ってもらわないといけませんけどね。
スリーシスターズ 様
このお話のUP焼酎片手にほろ酔い気分で書いてアップしていました。
本当に酔っぱらいのたわごとって感じなんですが・・・(;^ω^)
今更婚儀を認めないなんて言っちったら司皇子暴走間違いなしですからね。
どうして楓さん登場させたのかこの続きはすっかり頭からはがれ落ちて、酔いがさめてどうするつもりだったのかと、
実は焦ってるんです。
思いだせ!と、わめいております。
「夢色~」と「情熱は迷宮で~」(^^♪
カテゴリーとしては下のほうですね。
私も読み返してみよう。
読み返し始めると修正に夢中になるのでこれがまた大変なの~
読み返すときは覚悟を決めて読むようにしています。
yumi様
30話まではスイスイと更新したいと思っています。
終わらなそうな予感が今あるんですよね。
このまま楓さんが登場しなければ幸せオーラ―全開で突っ走りそうなんですが、意地悪をしたくなるのなぜなのかな?(笑)
完結してもプチ続編とおまけ~♪
行けそうな気がしますよ。
よし♪それで行きましょう♪