節分のお話

昨日ふにゃろば様から節分に関するコメントをいただきました。

『司君が佑君を呼ぶように舞ちゃんに伝言。

舞ちゃんは素直に喜ぶが、実は司君には

「佑を鬼にして、思う存分豆をぶつけてやるっ!

 行事にかこつければ、つくしも舞も

 文句は言わないだろ♪」

という邪な考えがあったのです…。 』

このコメントから節分にまつわるショートの一コマをお届けいたします。

ちょっとずれましたが節分編を楽しみください

ふにゃろば様ありがとう~。

「ねぇ、今日の豆まき佑君誘うようにって舞に言ったんだって?」

「なんで知ってんだ?」

つくしの微笑みが浮かぶその顔の中の俺を見つめる瞳はマジに笑ってない。

「舞が嬉しそうに報告してきたの」

舞も別につくしに言うことねぇんだよ。

こいつら仲良すぎだろ。

俺が舞に佑を誘えって言ってから10分も経ってない。

「普段はあんなに舞と佑君が一緒だと嫌がるのに?」

腕組みをしたつくしは訝し気な表情を俺に向けたまま。

佑を鬼にして、思う存分豆をぶつけてやるっ!

 行事にかこつければ、つくしも舞も 文句は言わないだろ♪

てな、考えで今回は道明寺家の節分に佑も呼ぶことにした。

大きくなった駿や舞や翼が豆まきとか真剣にやるものかと思っているが、こいつらが生まれたからの恒例行事。

鬼の面だけじゃなく赤いネックの全身タイツに虎のパンツを着せられた俺をキャッキャッと喜んで子供たちから豆を投げつけられたのは5年前の話。

あとは鬼の面で勘弁してもらってる。

佑にあの時の虎側のパンツを着せっかな。

そんな俺の考えがこいつにばれてるわけねぇ。

「俺は俺なりに慣れることが必要だと思ってだな・・・」

「ふ~ん」

眉を寄せて細める目元。

その目が俺をつま先から頭のてっぺんまで観察中。

ぴたりと鼻先がつながる線でつくしの視線が止まる。

なんだ・・・

ここでビクついた俺の首が後ろに逃げるように引いてしまった。

「佑君を鬼にして思いっきり豆をぶつけようなんて考えてないよね?」

ばれてる・・・。

「豆に似せて鉄の球を作らせて忍ばせてるってことは・・・」

「あのな、俺はそこまで考えちゃいねぇぞ!」

あっ・・・

誤魔化すつもりが自分で暴露してしまってる。

「やっぱり豆をぶつけることは考えてたんだ・・・」

やばいという表情が顔に出た俺をつくしがにんまりと勝ち誇った表情で見つめられてる。

「今回は、私が司に張り付いて離れないから」

つくしの腕が俺の腰に回されて背中からはりつかれてしまった。

つくしが俺にへばりついてるのも悪くねぇかも。

拍手コメント返礼

ゆみん 様

いや~ん、私・・・どうして赤いレオタードなんて書いたんだろう(;^ω^)

鬼の衣裳は全身タイツだわ~。

角ももちろん付いてますよね。

akko

え?バレンタイン2話?

花男とはぴまり~

すっかり今年のバレンタインを忘れてました・・・(;^ω^)