0.1% までの恋(すべての恋を終えるまで) 16
恋の駆け引きを知らない司と鮫ちゃん社長。
軍配はどちらに!!
被害を受けるのはつくしでしょうけどね。
このお話に頂くコメはもうすっかり遊ばれています。
今回はおーじ様から頂いたコメ
司には、ムラムラ?(笑)イライラしてもらぉーかな?
つくしさんも、マリッジブルーになってしまったみたいですが、道明寺さんの「~俺はなんの迷いもないけどな」っていうセリフが、かっこよくて……僕も使わせてもらいたいな。と( 〃▽〃)
あの、弁護士の深山さんとは道明寺さんお知り合いですか?
兄弟のようにソックリですよね?
でも、お話するとやっぱり別人ですよね。
つくしさんは、道明寺さんと重ねて見えてたかもしれませんけどね?⬅シレーっと爆弾落とす(笑)
検事のとても爽やかで知的な彼、つくしさんと仲いんですね。
⬅はい。またまた爆弾~
このコメをどう活かすかなぁ・・・(;^ω^)
*呼びだしがかかったの昼休みまであとちょっとの時間。
今日の私のお昼やすみは1時からなんだよな~
なんて言ってられないのは、先輩弁護士の甲斐さんが早くいけ!と目で訴えるから。
私が席を立つまで甲斐さんは生きた心地がしないと思う。
今日の午後から必要な書類作成がまだ終わってないんですけどと言う前に甲斐さんから切羽詰った表情で見つめられた。
俺が何とかする!
何とならないほうは君が何とかしろ!
そんな雰囲気は今に始まった事じゃない。
なんだか周りもみんな慣れちゃってるきがする。
内線番号が代表執務室を表示したとたん私の手から仕事がすり抜けて甲斐さんとか玲子さんに回されるんだもん。
そのことに対する苦情は今のとこなし。
道明寺に苦情を言え社員がいるはずもない。
逆に喜んで、楽しんでる風潮が蔓延中。
こんな代表見たことない!
そんな投稿がチラほらと飛び交って緊張する社内を和ませる材料となってるらしい。
今日はなんのよう!
呆れる感情と諦めてる感情が混じりあう。
「来客中?」
執務室に入る前にコーヒーカップを持った秘書とぱたりと顔を合わせる。
最優先とでもいう感じで執務室のドアを開いてくれた。
誰だろう・・・
知り合いかな?
花沢類に美作さんや西門さん。
その3人なら問題なく執務室に通されることもある。
そのほかの重役さんと会うことは緊張するから遠慮したい気持ちが前面に出ちゃう。
え・・・
あっ・・・
鮫島さん・・・?
ドクンと心臓が胸を打ったのは意外性だけじゃない。
デートじゃないデート。
仮想デートの依頼からなぜか恋愛相談みたいになったあの日の午後。
公平や深山さんも加わってお茶していたことは道明寺に話すきっかけがなくて・・・
言っていない。
黙っていたわけじゃない!と、自問自答。
なんのようかな?
二人はまだ私が部屋に入ったことに気が付いていな。
二人までの距離はまだある。
「バカで、わがままな自己中でも惚れてもらえるのは奇跡みたいなものです。
つくし様も心が広いと私は感動しましたけどね」
つぶやいた西田さんの背中は私に気が付いてる感じ。
そうかな・・・
私の心広いかな?
って、照れてる場合じゃなかった。
「自己中でも惚れてもらえるんですね」
バカ正気な鮫島さんの声。
自己中って言えば道明寺よね?
素の道明寺に惚れてる私。
なんだか自分が変人のように勘違いされてる気がする。
「これでも道明寺との結婚には迷ったんだから!」
私の吐きだした声が
「そのデートの手ほどきの内容を詳しく教えてもらおうか?」
の道明寺の低い声に乗っかった。
そして思わず吐きだした声に一斉に視線が私に集中。
え・・・っ
あっ・・・・
空気が微妙に揺れている・・・。
「俺はなんの迷いもなかったけどな」
道明寺の迷いのない瞳はあの時も今も変わりがない。
一途すぎる思いはあの頃の私にはすごく重くて・・・
今では道明寺のその一途な思いを受け止めることができるのは私だけだって思ってる。
「すいません、そこのとこもう少し詳しく」
メモにペンを走らせる鮫島社長には『どこの記者よ!』と突っ込みをいれたくなる。
「「言えるか」」
道明寺とはまる声。
「そのセリフかっこよくて、使ってみたいと思ったんです」
きらきらと輝く瞳は悪びれてなくて純朴。
もう一つ!
ペンを挟んだ指先が手帳からわずかな離れる。
「あの、弁護士の深山さんとは道明寺さんお知り合いですか? 」
私の横でピクリと道明寺の眉が上に動いた。
どうしてここで深山さんの名前が出るのよ!
「兄弟のようにソックリですよね?
でも、お話するとやっぱり別人ですよね?」
無言で向ける道明寺の視線。
その瞳が怪しく光る。
誰だ!
そんな鋭い声が頭の中に突き刺さる。
「つくしさんは、道明寺さんと重ねて見えてたかもしれませんけどね」
なんでわかった!
深山さんを見て道明寺を思いだしていたなんてことは一言も話ていないはず・・・
もしかして・・・
あのときの3人には・・・
ばれていた?
「それと、もう一人、検事のとても爽やかで知的な彼、つくしさんと仲いんですね」
爽やかな鮫島社長との声とは対照的に私の体温は急低下中。
仲のいいカップルを仲たがいさせるには十分すぎる爆弾投下。
これだから鮫島社長恋愛下手になるのかも。
「検事って・・・松岡?」
道明寺の厭味ったらしい表情が私を注視してる。
誤魔化すなんて芸当が今の私にできるはずなかった。
拍手コメント返礼
ソフィ 様
うれしいな~
久々にソフィー様のコメが読めて(^^♪
定期的にいただくコメで長くつながってることが確認できてほっとするやらうれしいやら~
これで今日の暑さも乗り切れそうですよ。
イベントもお楽しみに。
書き上げてはいるのに毎日読みなおしては修正を加えている最中です。
力を入れて書いちゃってます。
りり様
地雷踏みまくりの鮫島社長。
司君の嫉妬の炎見えているのはつくしちゃんだけだったりして~
スリーシスターズ 様
西田さん音もたてずにフォードアウトしてそうですよね。
かかわっても得るものはないって早々に放棄していそう。
人目もはばからずつくしちゃんが司君を喜ばせる言葉に態度を見せちゃったらそれはそれですごいぞ~。
そうなんですね。
お気に入りのサイトさんあるんだ。
ただいまいっぱい花男二次があるのでお気に入りのサイトさんも見つけやすいのは素敵なことだと思います。
私が書き始めたころはそこまでなかったからなぁ・・・
今ならたぶん私は読み専でいってたかもしれないです。
この盛り上がりは楽しまなきゃ損だと思っています。
heorakim 様
つくしちゃんこの日の朝までも大変だったのになぁ。
司のご機嫌取りをどうするのでしょう。
司君もドンと構えて男気を見せる展開は・・・ない?
ゴリまい様
先日はPW申請ありがとうございました。
連載まで追いつけましたね。
感謝です。
そうそう深山君との対面気になりますよね。
どんな感じになるのかただいま思案中です。