いいのが撮れた!

* 短編二人の休日の続きです。

出来ましたら短編をお読みになった後お楽しみください。



この前撮ったプリクラ写真。

二人キスした決定的思いでプリクラ。

庶民のデートていうのも馬鹿には出来ねえと本気で思った。

嫌がる牧野を無視して、俺の携帯にばっちり貼ってある。

「誰にも見せないで」なんてあいつは言ったが、俺が見せねえはずはない。

総二郎、あきら、類、ついでにタマにも見せちまったぞ。

タマなんか「私にも下さい」なんて言いやがって俺と牧野のツーショットうれしそうに持っていきやがった。

いったいどこに貼ってあるんだか・・・

「牧野にばれるなよ」と一応言っておいた。

結局、俺はプリクラ気にいって、1台俺の部屋に届けさせた。

この前牧野と撮ったやつより最新型らしいがどこがどう違うのか俺には全くわからねえ。

俺は牧野と二人、プリクラが撮れればそれでいいんだが・・・

内緒で連れてきた牧野はプリクラ見て言いやがった。

「本当に金持ちのすること解かんないわ」と

「プリクラて、その場その場で撮るからいいんでしょう」なんて俺に呆れた反応しか示さねえ。

思わぬ反応にイラついちまった。

「ここなら人目気にせずどんな写真でも撮れるじゃねえか」

「いったいどんな写真撮るつもり!」

牧野にパンチ入れられた。

その後

牧野はタマとか顔なじみの使用人連れてきて仲良く一緒にプリクラ撮りだした。

「折角だからいっぱい撮らないとね」て・・・

さっき言ったことと態度違うじゃねえか。

それは俺とお前二人で撮るためのものだぞ。

「今度はF4みんなで撮ろう」なんて楽しそうに言いやがった。

いつになったら俺と撮るつもりだ。

「お前、俺と撮るつもりねえのかよ」

「ない!」

「今あんたとこの中入ったらなにされるかわかったもんじゃない」

「なに!?」

使用人達が笑いをかみ殺してるのがわかる。

俺は手足バタつかせ抵抗を見せる牧野抱きしめて無理やり機械の中に連れ込んだ。

お前が俺の力にかなうはずねえじゃん

俺の膝の上に嫌がる牧野を強引に横抱きのまま座らせる。

「大人しくしねえと俺なにするかわかんねぞ」

俺の脅しに牧野の動きが止まる。

「変なことしないでよ」て、牧野が俺の耳元で囁いた。

くすぐったい感覚が俺の体に湧きあがる。

「プリクラ撮るだけだ」と、スイッチを押す。

「もっと顔を上にやらねえと写んねえぞ」

素直に牧野がごそごそと上半身を動かし俺の顔下に牧野の唇が急接近。

おれは牧野が動かねえ様に両腕をしっかり牧野に巻きつけてやった。

そして俺の思惑通りあいつの唇に自分の唇を押しあてる。

これでまたいい写真撮れた。

ニンマリする俺の横腹にパンチを入れると飛び出すように牧野が出て行きやがった。

「もう絶対あんたとプリクラなんて撮らないから」と言い残して。

おまけ

印刷されて出てきたプリクラ・・・

俺のクルックルッ頭とバタつかせてる牧野の腕しか写てねえ。

ガクッと肩お落とす俺の横でゲラゲラと大口開けて牧野が笑っていやがった。

いつか必ずリベンジしてやるからな!

覚悟しとけよ!

*この短編、拍手コメントでいただいたのをヒントに書いてみました。

この後のプリクラの行方は~

どうなるんでしょうね。

コメントでヒントいただいたらまた続編書いちゃうかも知れません(^_^;)

拍手コメント返礼

黒ゴマ団子

拍手ありがとうございます。

タマにプリクラ、一番接点ないですよね。

寝る間を惜しんでの応援に感謝します!。

まあも様

昨晩はたくさんの拍手とコメありがとうございました。

朝は大丈夫でした?

寝る間を惜しんでの拍手感謝。

きょうも元気に更新できそうですよ。