大人になるために 2

祝!つくし成人式のお話の第2弾です。

成人式についていきそうな気配を見せる司をどうする?

どうなるのかな?

 *

「ホントについてくる気?」

最初からやばい場所を占領してしまってた。

道明寺のドでかいベットにのほほんと寝そべって、冬のデートスポットなんて記事を読んでる場合じゃなかったみたいだ。

私の成人式参加に難色気味の道明寺に嫌な予感。

成人式に俺は参加できないのかって、言い出す彼氏を誰が想像できるもんか!。

仰向け状態のわたしの身体の動きを止める様な四つん這い状態の道明寺。

完全に四肢を挟まれてしまってる。

「お前次第」

ゆっくりと道明寺の重みが私の上半身の上に乗っかって・・・

やば・・・ッ。

思わず片足を跳ね上げたのその先は少し変化をしつつあった道明寺の・・・。

「テッ!」

股間を押さえた道明寺がベットの上から転げ落ちた。

「お前どこ蹴ってんだ!」

半分座り込んだ状態で視線だけで私を非難する。

「じ・じぶんが悪いんでしょう!」

「俺の大事なとこに何かあって困るのはお前だろうがっ!」

何が困るッーのよ!

ん?

困るのか?

「真剣に考え込むなッ」

道明寺の声に我に返った。

痛みを我慢してる表情で道明寺がベットにはいあがって私との距離を詰める。

「あのね、その・・・なんだ」

自分でも歯切れの悪い言い回し。

ギュッと唇を噛んで息を吐いた。

「一度寝たからってかそうやすやすと次があるなんて思わないでよね」

「ハァ!」

見る見るうちに道明寺の眉がキツメにつり上がる。

「死ぬかと思ったんだから!」

「今頃言うな!」

「お前が『いい、我慢する』って言ったんだろうが」

それはそうだけど・・・

あの場合は成り行きで・・・

未知との遭遇的なもんもあるし・・・

ある程度の予備知識もあったし・・・

道明寺とならって思ってたし・・・

道明寺と一つになれたときのうれしさはウソじゃない。

「ほら、なんだ、回数重ねたら良くなるって聞いたぞ」

聞いた?

誰に?

何を?

想像したくない場面が浮かんでくる。

「誰かに、私とのこと喋ったの?」

「総二郎とあきら」

顔面に思い切り枕を投げつけた。

困惑が羞恥心に変わり怒りへと進化してくる。

「成人式も彼氏がついてくるものか西門さんと美作さんに聞いてみたら」

ベットの上から床に飛び降りて息まいて叫んでいた。

「あいつらがいいと言ったら?」

「そん時は道明寺の好きにしていい」

過保護とか・・・

情けないとか・・・

普通絶対に笑い飛ばされるに決まってる。

いや・・・

まて・・・

あのお祭りコンビの場合、道明寺をからかう!煽る!は趣味の骨頂だ。

大丈夫だろうか・・・。

冷静さを取り戻した脳から警戒音が響いてきた。

このお話なぜか初体験後の設定になってしまいました。(^_^;)

にぎやかになりそうな成人式を考えていたらついそんな余計?な設定が浮かんできて・・・

そろそろS的気分登場か?

初体験後の司奮闘記は 『短編 内緒の話をさせてくれ』でお楽しみください。

バカなこと書いてたな・・・(^_^;)