HappyBirthday １（司 20years）
もうすぐ司クンの誕生日ですね。
ただいまつくし成人式のお話を書いているのでどうせなら司クンの20才のBirthdayでお話を考えみました。
キリ番リクエストとのりょうこりん様にお応えして作成したお話です。
リクエストありがとうございました。
このお話はつくしと司がまだ初体験前の設定になっております。
うちのつかつくの初体験は司が大学3年の夏になってるんですよね。
そこまでお話がなかなか書けなかっただけ理由ですが・・・
この誕生日の結論も読まないでも分かる様な展開が待っている！
それ踏まえたうえでお楽しみいただければと思います。
*「なぁ」
「なに？」
「俺の誕生日、何くれる？」
「道明寺って欲しいもんなんでも持ってそうだもんね」
「持ってない物なんてあるの？」
「ある」
持ってないつーか・・・
欲しいつーか・・・
お前じゃなきゃ意味がねぇーやつ。
じーっと見つめる牧野の顔は意外そうに首をかしげる。
「高いものは買えないからね」
「別に高くはないと思うぞ」
なんせ原価はタダだ。
「なに？」
意を決してごくりと唾を飲み込んで口を開く。
「ほらよくあるだろう、彼氏の誕生日に彼氏の目の前で服脱いで私がプレゼントって抱きつくやつ」
「それが欲し・・」
いい終わらないうちに牧野のバックが飛んできた。
危うくかわしたバックは壁に当たって中の物をぶちまけて床に落ちた。
「どこからそんな情報拾ってきたのよ」
「裸になって、どうぞって抱きつけるわけないでしょう！」
「勝手に想像してろ！」
すて台詞を残して俺を置き去りにしやがった。
そんなのありかよーーーーーーーッ
「司、お前本当にそう言ったのか？」
「悪いか」
「お前よく言えたよな」
「それもあの牧野だぞ！」
「鉄パン穿いてそうな牧野じゃ通じねーぞ」
総二郎とあきらにぼやいたのは間違いだと気がつくのおせーよな。
俺の落ち込みなんて無関係に二人で盛り上がっている。
「しかし、なんだよなお前ら婚約してそろそろ１年だろう？」
今まで何してたんだみたいな目で見るなッ。
「そんな展開に行かなかっただけだ」
「でもあれだろう、牧野はお前の家に泊まってなかったけ？」
花嫁修業の名目で牧野は時々俺の家へやってくる。
「家が大きいのも考えもんだよな」
勝手に想像して勝手に結論ずけて頷き合う総二郎とあきら。
お前らのうちも俺んとことたいして変わりがぇーつの。
お袋に襲うなと釘さされてるんだよ。
彼女は一人暮らしに限るとか言い出してる二人。
そんなもんなのか？
「でさ・・・、もし牧野が経験有りならどうなのかな？」
何バカなこと言いだすのか。
んなわけねぇーだろう。
女は分かんねーからなぁって俺をチラ見すんな。
「牧野、処女だよ」
ソファーに寝転んで本をみてる類が突然つぶやいた。
まるで本の中に書いてあるものをさらっと解釈する様に・・・
「おいおい、なんでそんなこと類が知ってるんだ！」
俺の代わりに類に詰め寄る総二郎と、あきら。
俺は何を聞いていいか頭ん中がこんがらがって考えがまとまらねぇ。
「ほら、高校の時、牧野いじめたことあったでしょ」
「赤札か？」
嫌なこと思い出せるな総二郎。
「それで同級生に中絶なんて言われもない悪口言われてたんだよね」
「それで突然『私は処女だーッの』って叫んでるのを俺は偶然聞いただけ」
「あの後、牧野には男って司しかいないわけじゃん」
そういうことかと一応納得。
「処女だーッて叫んだ牧野もすげー」
やけにうれしそうなあきら。
脅かしやがって！
類と牧野が何かあったんじゃんねーかと一瞬嫌な考えがうかんだじゃねぇか。
ばれたら牧野に絶対蹴り入れられそうなこと・・・。
類が牧野となんだ・・・
その・・・
ぎりぎり最後までいかなかっただけで寸止め？
牧野が類を襲たとか・・・
絶対それはない！
やべぇ。
欲求不満じゃねぇと自分に言い訳している。
「鉄のパンツ脱がせるための鍵が必要だよな」
「鍵つーと、やっぱり司だよな」
「・・・で、鍵穴は牧野ってわけだよなぁ」
「場所がわかんない！入らない！なんてならないように注意しろよ」
アホなこと言ってろと聞いているのもバカらしくなってきた。
牧野が鍵穴？
俺が鍵？
遅れて今頃こいつらの言ってる意味を理解する俺。
「てめえら！俺で遊ぶなッ！」
俺の怒鳴り声なんて無視する様な笑い声がドッと上がった。
司の誕生日もひと波乱？
あるのか？
このお話は数話で終わらせたいなぁ(^_^;)
拍手コメント返礼
b-moka様
きっと楽しくなるとＦ３が・・・(^_^;)
やっぱりそんな展開で～
annie様
ニンマリとしたお話になると思います♪
確かに原点に戻ってんすね♪
言われて気がつく蛇のなまころがし復活！
一方で甘あま～
大丈夫かな？
