white day side story 1
分岐のお話第3弾。
こちらのホワイトデーはどうなるのか?
司!頑張れ!と一応は応援しています。
*照れくさくて・・・
まともに声も聞けなくて・・・
顔を合わせられずに・・・
逃げだした。
あいつはうれしそうにほほ笑んでくれたけど・・・
何もなかったみたいに会うのは、無理だーーッ。
「ねぇ、ところでどうだった?」
「ん?」
「とぼけるなッ。バレンタイン」
「司と一緒だったんでしょう?」
「ついにつくしもかぁ・・・」
「な・なに?」
囲まれてる3人の顔は完全に楽しそうつーか・・・
うれしそうつーか・・・。
「二人で初めて迎える朝・・・あーーー思い出すなぁ」
完全に私から聞きだすモードでせがまれてる。
「ん・・・と・・・硬かったかな・・・」
「キャーーー」
「つくし!いきなりそこって、何気なくすごい」
3人が顔を見合わせてキャピキャピ気味に声が上がる。
「そこって・・・そこじゃない!」
これじゃ、ますますわかんなくなる会話。
通じなかった会話はとんでもないとこにジャンプしたみたいで恥ずかしさが動揺に変わる。
「身体っていうか・・・道明寺の腕も、胸も、足も、筋肉質で・・・引き締まってて硬いって感じでね」
「ほら!私とかプルプル出し・・・」
二の腕を見せてアピールするもんでもないけど・・・
「抱きしめられて幸せってみたいで・・・」
「女で良かったなぁって思えた」
照れくさくてこれ以上しゃべれない。
「ホワイトデーはきっと司もすごいお返し考えるんじゃない?」
「だよねぇ」
「一番欲しいものもらったんだし」
「っていうか、道明寺さんも良く我慢してたよね」
「普通は、プロポーズしたその日に直行だと思う」
滋に、桜子、優紀まで何気に私を責めてないか?
「ようやく春が来たんだもんね」
「しばらくは司に好きなようにさせてあげようね、つくしちゃん」
「好きなようにって・・・なにさせるの?」
「飽きるまで相手してあげなきゃ」
飽きるって・・・
次を考えるってことなのかな?
またあんなに痛かったら身体が持たない。
「慣れるまでゆっくりペースとかじゃないの?」
「無理なんじゃない」
「初めて知った極上の体験」
「随分我慢させてたんだしね」
「つくしと会うたびにきっとその気になってるわよ」
「しっかり避妊しとかないとすぐ妊娠させられそう~」
「道明寺さんだけじゃなくて、あのF4だったら見てるだけで妊娠してしまいそうですもんね」
それだけで妊娠するはずないつーの。
そういえば・・・。
あの時・・・。
避妊したんだっけ?道明寺?
記憶つーか・・・
痛みに耐えるのに必死でわかんなかった。
大丈夫だよね?
うッ。
確信できないよ~~~~~。
ホワイトデーどころじゃなくなった。
こちらの問題はつくしちゃん。
さてさて、これで2度目に備える舞台は整いました。
どうなる?
こっちでも簡単に行かせないって魂胆が見え隠れ。
遊んでるな・・・私(^_^;)