ある日の一コマ(つかつく編 16)
大学時代の一コマ
ある日の一コマ(F4編 6)その後のお話
*つくし:「なんで、ついて来るのよ」
司: 「行く方向が一緒なだけだろう」
つくし:「車道をゆっくりついて来るバカデカい車に乗ればいいじゃん」
司: 「今は歩きたい気分なんだよ」
つくし:「・・・そっ、じゃあ」
司: 「おい、こら、走るな」
「後ろ振り向くな!前を見ろ!!」
「・・・ぶつかった」
つくし:「すいません」
通行人:「・・・いえ」
司: 「何やってんだよ」
つくし:「道明寺が声をかけるからでしょう」
司: 「お前、わざと選んでるんじゃねえだろうな?」
つくし:「何を?」
司: 「見せつけるように若い男にぶつかるなよな」
つくし:「誰が見せつけてるのよッ」
「もう!凄むからあの人、慌てて逃げちゃったじゃない。悪いのは私なのに・・・」
司: 「心配しなくても大丈夫だろ」
つくし:「あのねっ!」
司: 「なんだ?」
つくし:「・・・」
司: 「?」
つくし:「もういいよ」
司: 「いいって言ってなんで溜息つくんだ?あきらめたような顔を見せるな」
つくし:「いや・・・」
「道明寺と付き合うってことはこんなことはついて回るんだろうなって思った」
「私のそばに誰かいるとすぐ道明寺は睨み付けるしね」
司: 「浮気するほうが悪いだろがぁ」
つくし:「浮気じゃないって」
「本当に浮気されると思ってるの?」
司: 「俺様が浮気されるわけないだろう!」
つくし:「それじゃ、くだくだ言わないで」
司: 「それとこれとは別だ」
「大体、お前は警戒心がまるでないから、心配するんだろうがぁ」
つくし:「心配してくれてるんだ?」
司: 「当たり前だろう。俺がお前を守る」
つくし:「どうせなら、もっと別な場面で言ってほしいけど・・・」
司: 「俺が守る」
つくし:「もっ!いきなり抱きつくな」
「怒れなくなる・・・」