ある日の一コマ (家族編 15)
ある日の一コマ (家族編 14)からの続きの一コマです
ハロウィンのお話は短編『ハロウィンの夜に』でお楽しみを♪
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翼: 「お母さん、お願いがあるんだけど」
つくし:「なに?」
舞: 「あのね・・・」
つくし:「翼と舞が一緒にお願いがあるの?二人一緒って珍しいね」
舞 :「だから絶対お願い聞いてね」
つくし:「絶対って・・・」
翼、舞:「お願い~」
つくし:「クスッ」
「わかったわよ。・・・でっ、何のお願いかな?」
翼: 「お母さん、うさぎさんになって!!!」
つくし:「ウサギ?」
「劇でもするの?」
舞: 「違うよ、お父さんにプレゼントするの」
つくし:「プレゼントって・・・」
「ごめん、お母さん意味がよくわからないんだけど・・・」
翼: 「お母さんとお父さんが結婚する前のハロウィンパーティーで、お母さんはうさぎさんに変装したんでしょう?」
「お父さんがそれを嬉しそうに持ち帰りしたって総パパが言ってた」
「お持ち帰りってなに?」
つくし:「ハロウィン?」
「ウサギ?」
「持ち帰りって・・・・・」
「あーーーッ」
舞: 「お母さんをうさぎさんの中に入れてパパにプレゼントをしたら絶対喜ぶって総パパが教えてくれたの」
「それだとママのプレゼントがないって言ったら、類パパがママにはパパからプレゼントがもらえるから大丈夫だって」
翼 :「あきパパはお父さんからお母さんへのプレゼントは僕らのプレゼントにもなるからって言ってたし・・・」
「お兄ちゃんはそれ聞いて真っ赤になって怒ってたんだよな?」
「僕らにもプレゼントになるってどんなおもちゃかな?」
舞: 「パパがママにおもちゃをプレゼントするわけないでしょう」
翼: 「それじゃ、お母さんも喜んで僕らも喜ぶものってなんなんだよ」
舞: 「それはパパに聞かないとわからないかも・・・」
つくし:「聞かなくていいから」
翼: 「それじゃ、お母さんが教えてくれるの!?」
つくし:「えっ!あっ・・・」
「お母さんもわからないかな・・・」
「あははは・・・」
あの人たち子供に何の知恵つけてるのよッ。
舞: 「・・・ママ、怒ってる?」
つくし:「舞達にじゃなくしょうもないパパ達に怒ってるのッ」
駿:「舞、翼、ここにいたの?」
「なんだかお母さん機嫌悪いみたいだけど・・・」
翼:「今ね、お母さんにうさぎさんの中に入ってってお願いしてたの」
駿:「えっ!あっ・・・」
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「ごめん・・・」
舞:「なんで、お兄ちゃんが謝るの?」
駿:(・・・・・)
翼:「お兄ちゃん・・・困ってる?」
駿:「まあ・・・」
つくし:「わーーーーもうわかったから」
駿:「お母さん・・・わかったって・・・」
翼:「わ~いお母さんがうさぎさんだ♪」
つくし:「翼!そんなつもりで分かったって言ったわけじゃないから」
舞:「わ~い、やった!!!」
つくし:「舞~」
駿:「お母さん、こいつら聞いてないよ」
つくし「どうしよう・・・」
駿:「僕に聞かないでよッ」
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拍手コメント返礼
けい様
葉っぱを隠すには森の中♪
つくしちゃん隠すには♪
無理だ・・・すぐに見つかって食われそう。
それを阻止するのは舞ちゃんかな~。
みんなでウサギになれば怖くない!
つくしが提案しそうですね。
>翼クンと舞ちゃんの考えてるウサギさんはモコモコふんわり手触りの着ぐるみ! そして大人が頭に描くのは…うさ耳付きの網タイツぅ~♪
駿君が想像してるのはライオンにくわれるウサギちゃんだったりしてね(^_^;)。