ソラノカナタ 10

このお話は頭の中では5話ほど出来上がっちゃってます。

今までとは違う「えーーーーッ」と言う設定も準備中(^_^;)

初の試みに読まれた方がどう反応されるかと一人でドキドキしています。

そこに行き着くまでもうしばらくお待ちください

キリ番ゲット御礼

2320000番 うさぴぃ様

うちのブログで今年初のキリ番ゲットでした。

それも今年お初のご訪問とのこと初めて続きでなにか幸運が訪れることをお祈りしています。

2350000番 とい様

初訪問ありがとうございます。

いきなりのキリ番ゲットのページが開いてビックリされたのでは?

これからもよろしくお願いします。

 

*

「息が・・・できない・・・」

放したくないままに息を継ぐために開放した唇。

とぎれとぎれの声はとてつもなく甘い。

なぁ。

少しは俺の事と考えてたか?

俺は1秒たりともお前の事を忘れなかったんだけど。

眠気に俺は負けたのだろうか・・・。

俺を忘れるなとお前の体にすべてを刻み付けるつもりで肌に触れる。

「誰か来たら困る」

ここは日本じゃねぇ。

熱い抱擁しててもその辺でよく見かける日常だ。

写真の1枚でも撮られてもかまわない気分。

パサッと牧野の肩から落ちた男物のジャケット。

脱がせたい衝動のままに俺の手が動いた。

牧野の視線は俺から離れて床の上のジャケットに注がれる。

「返さなくっちゃ」

「そんなのほっとけ」

ジャケットの一つぐらいなくしてもきっと些細なことだ。

「借りたものは返さなくっちゃ」

するりと牧野の体温が俺の腕の中から逃げて座り込む。

拾い上げたジャケットの埃を払って「クリーニングに出さなくていいかな?」

真顔で俺に聞いてきた。

わざと俺の気をそいでるんじゃねぇよな?

さっきまで俺のキスにしっかりと応えてた唇は、なにもなかったように穏やに動いてる。

「返すんならすぐに返えせ」

今は牧野と数時間一緒にいた男と接点を持ちたくない。

それが本音。

仕事の相手だからと俺には珍しく感情をセーブしてるのだから。

牧野の腕を引っ張るように歩いて廊下を引き返す。

エレベーターの前で支配人がペタペタ頭を下げている長身の男性2人。

チラッと俺たちに気がついて絡まった視線。

それは俺じゃなく牧野に注がれる。

立ち止まった俺をごめんと見つめた牧野が俺の手から離れた。

「ありがとうございました」

頭を下げて牧野が差し出したジャケットを「返さなくてもよかったのに」と聞こえる日本語。

「世話をかけたようですいません」

笑顔を作るその感情は「牧野に近づくな」その感情を隠してる。

それなのにッ。

にっこりと気を許して尾っぽふてる態度の牧野。

「私たちの方こそつくしのおかげで楽しい時間を過ごせました」

牧野の名前を呼び捨てたのは王子の横の若い男。

馴れ馴れしい態度。

照れくさそうな表情でまんざらでもないような顔を牧野が作る。

こいつ全然わかってない。

数時間で知らない男とここまで仲良くなれる過程はどんなんだよッ。

王子の肩まで借りる仲。

いらぬ妄想してしまいそうだ。

「あっ・・・」

俺の不機嫌に気がついた牧野の表情がこわばった。

「また会おう」

牧野の耳元に王子が唇を寄せるようにつぶやいた。

わざと俺に牧野との密接な関係を見せつけるように。

そこまでが限界だった。

「失礼」

王子から引き離す様に牧野の手首を握りしめて踵を返す。

「どどどうみょうじッ!」

「エレベーターから遠ざかってるんだけど・・・」

「エレベターは一つじゃねぇよ」

さっきまであの男たちと牧野が閉じ込められていた空間を共有するつもりはない。

「力を緩めてくれるかな・・・」

眉をしかめて弱弱しい牧野の声。

自分の態度が俺の怒りに火をつけてることに気がついてる。

いつもより控えめの哀願。

遅いんだよッ。

向かったエレベーターのドアが開く。

その中に牧野を放り込む様に投げ入れた。

無言のままの空間はそのまま静かに上昇して止まった。

「すごい、何もなかったみたいだ」

エレベーターから降りた最上階。

「ドン!とかバン!とかすごかったんだから」

歩きながら牧野はきょろきょろと視線を彷徨わせている。

そこでテンションを上げて俺の不愉快さを一瞬こいつは忘れてる。

「早く来い」

苛立ちのままに牧野の腕を乱暴につかむ。

「本当に痛いんだから」

非難するような瞳に俺が映る。

俺に向ける牧野の態度がすべて負に動いてるんじゃないかと思える。

押さえつけていた感情は止まりそうもない。

部屋のキーを差し込んで開くドア。

勢いのまま飛び込んだ部屋の中。

華奢な背中は抵抗する間も与えずに壁に貼りつける。

そのまま身動きができない牧野を俺は見下ろしている。

摑んだ牧野の手首に残る赤く充血した指のあと。

それさえも自分の行動を正当化してるように感じてる。

衝動的に・・・。

感情のまま・・・。

ためらいもなく。

欲望のままに唇は、指先は、牧野を侵し始めてる。

「イタッ・・・」

牧野が漏らす苦痛もお前の罪。

優しく抱くなんてできそうもなかった。

拍手コメント返礼

Gods&Death様

昨日は雨で気温が上がらず、きょうは霧が出ています。

こちらも寒いです。

危険度はレベル5まで行ってるのではないでしょうか?

危うしつくし!

危ういのは司?

良い案が浮かんだらよろしくお願いします。

良い案じゃなくても聞きたいで~す。

b-moka

今までの嫉妬は今日の司に比べれは可愛いかも♪

もう一つにお話のあきら君も大変そうですが(^_^;)

ドS警報発令中です。

ゆげ様

つくしの眠気に対抗意識燃やしてる場合じゃないですよね。

王子さまは類派?総二郎派?

類じゃないでしょうねぇ。ジェームズ君が類に近い設定で書いてます。

となるとやっぱり総ちゃんタイプかなぁ~。

ラッキーセブンはまだ宮崎じゃ放送がないんです。

今週の土曜日お昼なんですよ。

松潤の役名が駿太郎でしたね

確かに駿くんだ~!(笑)

司じゃなく駿君が身分を偽って探偵になった設定で見てみよう。

小山慶一郎君は翼に変換。

舞ちゃんがいないなぁ~。