ソラノカナタ 11

朝の『思い出~』を更新をした後、コメントで頂いた昨日のラッキーセブンの冒頭の松潤キスしてるーーーーッの場面のお話。← 私はちょこっとその場面だけネットで確認しました。(笑)

ダメじゃん、相手が違うぞ~(笑)

コメントのお返事で書いた脳内変換したセリフ

「もう、服着るのか」

「子どもたちが起きてくるから」

「あいつらの世話は誰かがするよ」

「俺の世話をできるのはお前だけだぞ」

「チュッ」

「痕・・・付けないでよね」

「それじゃ、お前が俺につけろよ」

この後のお話のつかつくの短編が頭の中から離れず(^_^;)

頭の中はラブコメ状態でこのお話の緊迫感に戻すのに時間がかかってしまいました。

ウッ!やばい!

頭がうまく切り替えられえるかなぁ・・・。

*

「…ヤダ・・・ッ」

「っ・・・て」

壁に押し付けられたままの腕は無理な抵抗を繰り返す。

力が俺に敵うわけはない。

「テッ!」

声を上げて放した唇。

舌を咬まれて痛みを上げたのは俺の方だった。

「そんなに嫌なのかよ」

牧野の手首を解放するように腕から抜ける力。

舌を指でなぞって傷を確かめる。

血が出るほどは咬まれちゃいない。

「こんなのはヤダ」

ぜいぜいと上がる息の中で牧野が声を上げた。

「最初はいつも嫌がるだろうがぁ」

形だけの素直じゃない抵抗。

流されてうまく反応を見せて俺にしがみつくお前を俺は知っている。

「道明寺、いつもと違う」

いつもと違うのはお前も一緒だ。

怒って遠ざけてる反応を見せても「強引だね」って俺を受け入れてくれるんじゃないのか?

「いつもの嫉妬じゃないもん」

「疑ってるような感じで触れられるのがヤダ」

一歩も引ないって強気な視線。

「傲慢とか我儘というより今の道明寺は怖い」

強情な表情の中に見える悲しさの入れ混じった感情。

そんな酷なこと押し付けてるのか?

嫌がってもお前なら俺を許すって・・・

俺のすべてを受け入れくれる牧野の姿はそこには見えない。

まるで以前に見た夢みたいだ。

無理やり抱いたお前に蔑んで見られた俺。

「もういいでしょ」と、ベットで俺に背を向けたお前を抱きしめる術をなくしてた。

牧野を抱いても抱かなくても気分は最悪だ。

「クッ・・・」

握りしめた拳をそのまま壁に押し付ける。

「何もなかったんだから」

少し涙をためた瞳。

そんなことはわかってる。

それでも俺以外の男の肩を借りて安心しきった寝顔を浮かべるお前が許せずにいる。

自分でどうにも落着けない感情。

お前に近づく男を全部排除したいって気持をこいつは理解するだろうか。

「どうみょうじ?」

フーッッと長めに漏れる息を吐いて、垂れるように頭を下げる牧野の胸元。

ドクンと心臓は悲鳴を上げている。

まっすぐに牧野を見つめられそうもない。

押さえる欲望。

苛立ちはそれに対するものなのか、牧野に優しくできない自分になのかわからなくなっている。

そのままに牧野に突き放して、部屋の入口へと歩いた。

「道明寺!」

その声は俺を引き留めてるのか責めているのかどっちなのだろう。

「頭を冷やしてくる」

今の俺はまだ手加減できそうもない。

ぱたんと閉めたドアの音は背中で冷たく響く。

「どうかしましたか?」

声をかけてきたのは部屋の前にいたSP。

「なんでもない」

何も聞きませんみたいな焦った表情が数個並んでる。

「牧野を部屋から出すな」

告げてそのまま歩き出す。

2人を残して俺の後ろについてくるダークスーツ。

ついてくるなって言ってもさっきの騒ぎがあるから俺から離れるわけがない。

警護に関しては雇い主の命令もなしに等しい忠実さだ。

少しの距離を置いて俺の気に障らない位置で居場所を見つけてるSP。

一人じゃない方が今日の俺は安全かもしれない。

酒くらいしか気を紛らわせることを思いつかない。

酔っぱらって部屋に帰るころには牧野も俺も落ちつているだろう。

ホテルのラウンジのカウンターに一人座る。

茶色い液体のグラスの中に浮かぶ氷がカランと音を鳴らす。

いつもより酔えないものだ。

スッと緩やかに風が動いて隣の席に誰かが座る気配。

「座ってもいいかしら」

聞えてきた高めの声の流暢な英語。

アメリカだから当たり前か。

隣じゃなくても席はガラガラだ。

邪魔だと視線を上げた先でにっこりとほほ笑む女。

「一人で飲むのは寂しくない?」

「一人でいたいときもある」

いつもの俺なら媚を売る相手は無視してるはずなのに、不機嫌なままに言葉を吐きだしてしまってた。

「乾杯しましょ」

勝手に女が俺のグラスに自分のグラスを押し当てて音を鳴らした。

拍手コメント返礼

びー***様

まさか司に限ってお酒を飲んだからってねぇ~。

ラッキーセブンの冒頭。

流石に誰でもはあの艶は無理だろうなぁ。

あのシーンが似合うのはダントツだと思いました。

ヘンないやらしさがないのもいいですよね。

でも子供に見せて大丈夫かなとこっそり録画したのを見る様にしよう。

ひつじ様

いえいえこちらこそ楽しく拝読させて頂きました。

カッパドキアの岩石地帯を実際に見たら感動でしょうね。

いまぱピラミットやマチュピチュアンコールワットよりも行ってみたい場所なんですよね。

考古学にはせるロマンは王家の紋章の影響から始まってます。

プライドずたずたになって、司君が魔がさすところは見たくないんですけどね。

すれ違い状態で魔がさすことあるよなって考えられるようになってる自分がいます。

オトナになると見えなくていいところまで見えてくるところってありますよね。

そんな分析はつかつくにはいらないような気もします。

ゆげ様

ドキドキを連呼されてるみたいで私もドキドキです。

このドキドキは半端じゃない。

そしてそれをどう収めるかが私の課題ですね。

ラッキーセブンの冒頭はお口直しに短編でUPする予定です♪