ソラノカナタ 14
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遅れて申し訳ありませんでした。
届いてない方は再度ご連絡をお願いします。
つくしサイドからのお話です。
*「Hello」
どこにいるかの問いだたしたい言葉は高めの色っぽい声に抑制された。
ゆっくりと私にでも理解できる内容の英語。
一緒にいるとか迎えにこいなんて意味。
それは挑戦的な自信ありげに響いてくる。
きっと英語が苦手だった昔の私でもそれは理解できた意味深な雰囲気。
言葉がわかんなかったら、『なに言ってる!』とか『道明寺だしてよ』って強気で食いついてたはずだ。
言葉がわかる分だけ想像が膨らんでた。
聞えてくるはずのない道明寺の携帯からの思いもしなかった女性の声。
なんで・・・
道明寺じゃないの?
ぐるぐると考える不安。
この部屋に私を残して考えたいって出て行ったはずだよね。
ラウンジにいるって言ってたのはSP。
そこからどうしたのか?
そこで知り合った女性?
そのままその女性といままで一緒だったってこと?
何してた?
トランプを一晩。
それは高校時代の私と道明寺。
グラマーな金髪女性が道明寺の肩にしなだれる想像。
頭の中は収拾がつかなくて気分まで悪くなってきた。
携帯の向こうから響く男性の声。
雰囲気はなんとなく聞いたらいけないような色気が漂ってる。
そのまま女性の高い声からはっきりと大きくなる低めの声。
「もしもし・・・誰?」
道明寺だとわかってるはずなのに確かめたい心が声になった。
無言で響く息遣いは携帯の向こう側で緊張感をわたしに伝えてる。
乾ききった喉の奥に張り付いた言葉。道明寺の名前を絞り出そうとした手前で部屋の番号を告げて携帯はきられた。
「行かなくっちゃ」
知りたくないって思いと確かめたい思い。
それは道明寺を信じてる気持が私を支えてる。
カットソーとパンツを着込んで手短に自分を整える。
寝不足の顔は軽めの化粧でもなんとか隠せそうだ。
昨日ドレスUPした私から普段の自分に戻ってる。
ガッチャッとドアのノブを回して明けた。
コツンと当たってドアを止めたのは昨日とは顔ぶれの違うSPの背中。
朝まで見張らせていたった何か私に見つかったらまずいことやってたのかッ。
ここようやく不機嫌気味にSPを睨むことができた。
「道明寺が迎えに来いって」
携帯をSPの前に押しだして着信履歴を表示させる。
確認するように襟元の小型マイクで短めの会話を繰り返すSP。
それを無視してエレベーターに乗り込んだ。
止めない代わりにSPも私の後ろからついてくる。
朝の早い廊下はしーんと静まった気配を見せる。
個々の持ち場で警護してますみたいなSPのチラリとした視線に見送られて教えられた部屋の前に立った。
ドアに腕を伸ばそうとした時に勢いよく開くドア。
ドアを開けてまま驚いたような表情の道明寺。
私の目の前はワイシャツをはだけて見える白い胸元。
その後ろにバスローブ姿の女性。
ほっそりと見える長い脚。
腕組みをしたまま観察するような視線を私に投げてフッっと彼女の口元が小さく笑った。
私とは正反対のオトナの女性。
何があったのかなんて聞きたくもない。
「牧野!」
道明寺の声も白々しく身体をすり抜けていく。
「もういい」
私を掴もうとした動いた道明寺の腕を避けるように体を反転させた。
気がつくと道明寺の頬を平手が打ちつけていた。
それと同時に光るフラッシュ。
逃げようとする男をSPが捉えて床に押し倒してる。
そんなことももうどうでもいい。
ただ今はここに一緒にいたくない。
「そういうことか」
そう聞こえた道明寺の声もすべての音が私の感覚から消えていくようだ。
何も考えたくない。
思考が自分の感情を防御するみたいに止まっていく。
行くあてもないままに道明寺から離れてしまってた。
拍手コメント返礼
momoyuzuhime様
今日も寒いですね。無事回復しました。
暖かいコメントありがとうございます。
b-moka様
雪が降ってるみたいですね。
雪が降ることがほとんどない我が家の娘は寒いなら雪が降ればいいのにいいながら登校していきました。
ここからは司の活躍が見たいと思ってるんですけどね。
どうなることか・・・。
たま様
ありがとうございます。
もう大丈夫です。
na****様
お久しぶりです。
わざわざのお見舞いコメントありがとうございます。
びー***様
普段ならUPできるんですが流石に頭痛だと無理でした。
いたって丈夫な方なんですけどね。
早くラブな二人に戻さないと、寝込みながら新しいお話が浮かんできた私です。
ふ*様
更新できないと私もがっかりなんです。(笑)
昔の作品も整理したいなって思っています。
さっちき様
インフルエンザも流行ってきて子供の心配していたら自分が体調を崩してしまってました。
もう回復してます。
ありがとうございます。
匿名様
ありがとうございます。
子どもは熱があっても元気ですが大人はそうはいきませんよね。
ソシテ家のことはやらないといけないし、旦那が少しの熱で寝てると蹴りたくなる私。
ミン**様
つくしちゃんどこに行くんでしょうね。
その前にもう少しお話を付け足します。
お見舞いコメントありがとうございます。
ビリ***様
御心配おかけしました。
もう大丈夫です。
ぼちぼちと頑張っていきますのでこれからもよろしくお願いします。
み**様
ありがとうございます。
正月の疲れが今頃って感じでした。
ゆげ様
スマホ片手にベットでぬくぬく過ごせたら理想だなぁ~。
家族全員1日でいいから実家に帰省。
私は家で一人でのんびり、夢だなぁ~