思い出は虹色に輝く4

この大学編を書いてると『Fその後』とは違った感じを必死で想像してます。

うぶな感じのつくし設定なぜか余裕のある司君。

このまま余裕でいけるのか!

どうなるんでしょうね。(*^_^*)

 

*

「よっ」

俺たちの行く手を阻むように立ちはだかる見慣れたやつら。

牧野は、最近なぜか「三銃士」って、呼んでいる。

この前一緒に見た映画の影響。

すぐに何かしらに影響を受けるやつ。

三銃士で最年長であり、最も理知的な人物「アトス」はあきら。

結婚した過去を持つ男。

見栄っ張りな性格で、三銃士の中で最も世俗に詳しい「ボルトス」は総二郎。

なんとかの夫人と浮気してた設定じゃなかったけ?

知的な落ち着きのある「アラミス」は類。

アニメじゃ男装の貴女の設定だったはず。

それなら牧野が信頼を寄せてもしょうがない。

って・・・類はあきらかに男だッ。

つーことは・・・

残りの主人公「ダルタニアン」は俺だろうって聞けば「さぁ」って返事をはぐらかす。

「都会の常識?世間の常識に弱いのは似てるかも」って、三銃士の評価とはえらい違い。

コンスタンスに強い好意を寄せる設定は牧野一人に思いを寄せる俺じゃないか。

「純粋で実直なダルタニアンが一番好きだけどね」

照れるように笑った顔は俺を好きだって言ってるみたいに輝く。

何でも許したくなるような表情は反則だ。

「相変わらずか・・・」

苦笑気味に笑みを浮かべるあきら。

牧野を守る様に華奢な腰に巻きつけてた腕に力が入る。

「べったり感はますます増してる感じが、司らしいって言えばらしいけどな」

クスッと柔らかい笑みを浮かべる総二郎。

「牧野・・・顔が赤いよ」

牧野の目の前数センチに類が腰を折って近づける笑顔。

類から離れるように牧野が一歩引いた足元。

よろっと倒れ掛かった牧野は俺との身体の距離も離れようと動く。

「逃げるなッ」

牧野を逃さないように顔を横に向けて腰を掴む手のひらに力を込めた。

「くっ付き過ぎ」

小さく声を殺してつぶやく音は甘く胸元に触れる。

拒むように俺を抑えた腕はそのまま軽く俺の胸元を押すように動いてた。

頼りなげな力の入れ具合。

それがくすぐったくって仕方ない。

照れながらふくれた表情も可愛って感情しか俺には作用しない。

「司は牧野といつも一緒にいたいって感じだしな」

あきらの声に俺の胸元を押す牧野の腕は10㎝伸びた。

離れた二人の身体。

バカ力って火事の時じゃないのか?

火事ほど俺は危険じゃねぇぞ。

「俺たちと付き合い悪し」

「男の友情ってこんな簡単に崩れるものなんだなぁ」

「俺たちは司の為なら彼女とのデートを断っても駆け付ける」

総二郎とあきらの会話を楽しそうに聞いてるだけの類。

「お前らにそこまで大事な彼女はいねえだろうがあぁぁぁぁ」

「言ってくれるね」

「俺たちの愛は一人の女性じゃ抱えきらないだけなんだけどな」

総二郎の言葉が終わらないうちに牧野と俺の密着度は完璧に外れた。

「久しぶりのデートを邪魔するな」

「司君。僕らも一週間ぶりだよなぁ~」

俺を挟んで両側から肩に回される腕。

総二郎とあきらに逃がさねえぇぞって挟まれてしまってた。

拍手コメント返礼

なおピン様

おはようございます。

甘々の司が見たい!見たい!

ということはご希望はオトナナ司ですか?

この二人を相手できるのはF3しかいないですよね♪

*そうですよね、気にしないって思っても気にはなりますよね。

中傷的なことを書き込むタイプの人って、何を言っても見てもきっと中傷的なことしか書かないと思いますよ。

それで周りが反応してくるのを楽しんでるのでしょうから。

楽しいこと、うれしいことを共有できることの方がいいはずなのね。

哀れだなぁて思っちゃいましょう。

わざわざキライだってことに必死で反応するなんて時間の無駄使いのような気もしますけどね。

考えたら滑稽だって思いませんか?

腹は立ちますけどね。

Gods&Death様

甘々の方に票が多いようで、その方向でお話が行くと思います。

テンプレートは時々変えるんですが、今回は子供がこのテンプレートに決めました。

メルヘンですよね。