☆ FIGHT!! 45

*

「んっ・・・」

俺の胸をグンと押しやろうとするか弱い力。

かなわないって分ってるくせに抗おうとする。

何年夫婦をやっても変わらない反応。

「おとなしくキスさせろ」

離した唇が大きく息をつく。

「大人しくって・・・」

「誰もいなくなった途端、待ってました的に襲うな」

少しふくれた頬が動いて尖る唇。

拒絶する声も俺を誘う様に甘い。

「何日お前に触れてないって思ってる?」

頬に触れた掌が熱い。

紅く熱を持つ柔肌。

目の前で指を折って「1・・・2・・3・・・」と小さな呟き。

「してやるって言ってんだから大人しくされとけ」

首筋に落とす口づけ。

吸い上げた肌に残す痕。

「もう・・・・バカ」

消え入りそうな声がそうつぶやいた。

続きの部分からはR18禁です。

年齢に満たない方はお控えください。

成年でも、そのような表現がお嫌いな方はお戻りくださますようお願いいたします。

強引な腕は私の二の腕を掴んで、自分のキスしやすい高さまで引き上げられてしまってる。

「ちょっ」

まだ抵抗するか的な威圧的視線の奥で、瞳が甘く熱く変わった。

「どこまで、抵抗できるかやってみろ」

耳元で囁くものすごく意地悪な口調。

息が耳朶に掛かるたびに身体の奥がキュンとなる。

塞がれた唇を割って侵入してきた舌先。

ふせぎようがなくって簡単に受け入れてしまってる。

口内を荒々しく貪り絡めあう深いキス。

いきなりの激しいキスに声を上げることも呼吸すらままならない。

ドクンと波打つ心音。

同じ速さで同調するように司の胸の奥からも感じてる。

二人で倒れ込んだベッドのスプリングが沈んでギシッと音をたてた。

仰向けになった身体は簡単に跨られてしまってる。

司の顔がすぐ目の前にあって、額に触れる司の前髪。

汗で濡れて真直ぐに伸びて額に張り付いた毛先まで愛しいって思う。

シャツの裾から入り込んできた指は、何の前触れもなく乳房の先端を摘む。

「あっ・・・」

唐突な刺激に思わず漏れる息。

「もう、抵抗しねぇの」

サディスティックな声も・・・

笑みも・・・

肌に感じる指の動きも・・・

全てに煽られて身体に感じる疼き。

これ以上声を漏らしたら司を増長させそうで、声を漏らさないように息を殺す必死の抵抗。

涙がこぼれそうな視線の先で司が軽く眉を寄せるのが見えた。

私の限界を教えるように大胆になった司がシャツを胸の上まで一気にまくり上げる。

露わになった肌に感じる空気の冷たさも一瞬で熱に覆われる。

舌と指を使って丹念に責める愛撫。

「ん・・っ・・・」

いやらしく濡れた音に触発されて声が漏れそうになった。

「無理するな」

胸の頂から離れた唇はすぐにまたねっちょりと先端を舐めあげる。

わざとだ・・・

私を困らせて楽しんでる。

こんなとこで性格の悪さを出すな。

心の中で罵る声が聞こえたように道明寺の歯が敏感になった先端甘え噛むように責められた。

跳ね上がりそうな身体を抑えるようにシーツを掴む指先。

「掴むんなら俺じゃねェの」

両腕を司の背中に回す様に誘導されてしまってる。

肌を触れ合うたびに主導権は司に移って私を追い込んで楽しんでる。

意地悪なんだから。

私がジッと睨むと目を細めていたずらっぽく笑った顔は無碍にやさしくて甘い。

強引な愛撫とは裏腹な変に優しすぎる仕草。

躊躇なく下肢に滑り込んできた指先は手慣れた手つきでパンティーを下肢から抜き取る。

無造作の投げた下着はそのまま絨毯の上に音もなく落ちるのが見えた。

それさえもエロい。

肌の上に降り注ぐキス。

「クッ・・・」

吸い上げられるたびに身体がピクリと震えてくる。

我慢できずに自然に漏れる声。

漏れる声を待っていたかのように司の腕が私の両膝をすくい上げて大きく開かせた。

「やっ・・・」

全てを司の前にさらけ出す格好は未だに恥ずかしさを身体に刻み付ける。

欲望を向き出しの視線が熱い。

膝を閉じようとした試みはすぐに強引な力にねじ伏せられていく。

ダメだというように膝の間にねじ込まれた頭。

そして一番感じやすいところにねっとりと触れる。

温かく濡れた雫はそのまま舌先がすくい取る様に動くのが分かる。

触れられるたびに体中に快感の波が打ち寄せる。

「こっちの方が素直だよな」

スッカリ司を受け入れる準備が整った身体がクチュッと湿った音を漏らした。

深いところで早くつながりたいって切望してることは隠しようがなく、それを満足げに見つめる司に抗うすべもなくしてる。

隠し知れない情欲の熱。

そのすべてに支配されている。

熱く差し出された舌と濡れた下半身を丹念になぞる指先。

深いところに差し込まれた二つの刺激は簡単に私の理性をはぎ取っていく。

「あ・・・っ」

無意識に腰を浮かしたところで一気に貫かれて漏れる声。

激しく身体を揺さぶられる度に新しい疼きが生まれてくる。

司の唇が・・・

舌と指に触れられることが・・・

抱かれるたびに・・・

一つに溶け合うたびに・・・

ただただ・・・

気持ちよくて・・・

愛しい。

「んぅ・・・っ」

私の快感が最高潮に高まった瞬間に司の熱が一番奥まったところに深く差し込まれて弾けた。

司の背中に回していた腕がゆっくりと弛緩する。

私の胸の上に倒れ込んだ司の体重の心地よい重みを感じてる。

乱れた息使いと乱れた鼓動。

それが重なって静かに整えられていく。

私の身体の上から司が横に動いて頭の下に差し込まれた腕。

落ち着きを見せる規則的な心音が心地よく耳に感じる。

「下手だったらよかったのに」

ぼそりとつぶやいた声は単なる強がり。

「・・・」

「それを言うなら、うますぎッて素直に認めるもんだろう」

大きく見開いて見つめた瞳が細くなって意地悪く笑って私を見下ろす。

「うまいかどうかなんて比べようがないもん」

甘く誘うキスも・・・

体を熱くする愛撫も・・・

淫らな感情も・・・

司しか知らないんだから。

「それじゃもう一度教えてやるよ」

汗ばんでる肌をなぞる様に動き出す指先。

「ちょっ、今終わったばかり」

「関係ねえし、それに誘ったのお前だからな」

誘ったって・・・

誘ってない!・・って。

私が解放されるにはまだ時間がかかりそう。

体力考えてよね。

抗えない快感がもう一度私を包み込んでいった。

お約束の☆マーク。

久し振りです。

周りに誰もいないのを確認してこそこそのUP♪

日曜日の真夜中に何をやってるのか(^_^;)

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拍手コメント返礼

プンちゃんのママ 様

朝からお騒がせしております♪

ドラマだよなぁ~と思いつつシッカリと書かせていただいてます。

なんせ私の頭の中では花男のドラマがいまだに続いているもので~(^_^;)

もうそろそろ話のネタが尽きると思いながら気がつけばもうすぐ3周年です。

三年も良く書いてるなと思いつつこれも楽しみといってコメントを残してもらえるうれしさからなんですよね。

私一人じゃここまで続きませんから。

こちらこそ感謝してます♪

子育ての合間の息抜きにこれからもご訪問をお待ちしてます。

yoppy 様

そうかヘタを知らないのね。

いやいや司が基準だとどうなんだろう・・・(^_^;)

ヤッパリ比べようがないですよね(笑)

幸せならいいじゃん~~~~~。

captain 様

この手の文章は難しいですよね。

書きながらだんだんと慣れてきた自分がいます。

最初の頃は書けなかったリアルさが少しづづ追加してる感じが成長?

つかつくと一緒に大胆になってきてる気もします。

お褒めをいただきうれしいです。

やぁ~久しぶりにUPした甲斐があるというものです。

さぁ次も♪

IFじゃないだろうなぁ(笑)

運動会が終ると落ち着きますよね。

レンコンですか?

試してみます。

ありがとうございました。