はぴまり ＪＯＹＦＵＬ 4

なかなかUPが出来なくて申し訳ありません。

はぴまりの続編ないかなぁ～という期待がまだ残っていてペンが進まないんですよね。

ノベルズ本も出てるみたいだから、マンガじゃなくてそっちで続きとかの可能性もあるとか思っちゃってます。

一冊目は読んだのですが、２冊目はどうだったのだろう・・・。

読んだ方いらっしゃいます？

近所の本屋には売ってなかったんですよね。

ネット注文かしら？

お待たせしました。

それでは続きからどうぞ

*

「また買ってきたの！」

北斗から渡された袋の中から出てきたのは離乳食調理用のミキサー。

その前に買ってきたのは『おまる』

お腹の中の赤ちゃんより北斗の買ってくるベビー用品の方が急速な成長を見せる。

「これって・・・生まれる前から用意しなくても・・・」

「おまえに買ってきてるんじゃねェよ」

生まれたら幼児期のおもちゃに移行しそうだ。

仕事なら有能なのにそれ以外のことには疎いんだから。

満足気な顔はどこが悪いって開き直ってる。

これ以上どこに置けばいいのよッ！

間借りしてる居候の身としては少しは遠慮というものがあっていい。

北斗の買ってくる今は不必要な品物で一つの部屋を占領しちゃってる。

今、父さんは居間で寝てるんだからねッ。

「なぁ・・・」

この部屋には大きすぎるキングサイズのベットに背をもたせ掛けて、畳の上に長い脚を投げ出してる。

ベットと北斗の図柄を切り抜いて洒落たマンションの一室に背景と組み合わせたら完璧。

畳のイメージがこんなに似合わない人もいるんだ。

「おい！」

眉を眉間に寄せた北斗がムッとした声色に変わった。

聞いてなかったわけじゃないから！

旦那さまに見惚れていちゃ悪いか。

カッコよすぎる北斗が悪い。

延ばしていた右の脚の膝を曲げてその上に腕を乗せて落ち着いてる雰囲気の北斗。

脳裏にはバルコニーのある家で白いレースのカーテンから柔らかな風が流れ込んでくる洋風の家。

BGMは軽いタッチのPOPな曲をお願いしたい。

北斗の指が動いて自分の膝の上を指さす。

それって・・・

来いって事？

余裕たっぷりの笑みを浮かべてる北斗は私が断るなんてこれっぽッちも思っていない。

ハイハイ！

確かに北斗とくっ付くの好きですから。

もうッ♪

主が座ったら、まってましたって言う感じで膝の上に乗っかって暖を取る猫の気持ちがわかる。

北斗の膝の上に座るというよりは開局された足の間にすっぽりと挟まれるように座る。

上半身は遠慮なく北斗のがっしりとした胸にもたれ掛る。

背中から抱きしめるように胸の前で交差する北斗の腕。

私の耳元に北斗の頬が触れる。

「少しは分るな」

北斗の手のひらが服の上から遠慮がちにお腹に触れる。

ポッコリ出てきた妊娠４か月の腹。

これは食欲による身体の変化だとは思いたくない。

体重自体は妊娠前のそんなに変わってないから！

「今さ、１５ｃｍで体重１００ｇだって」

一か月でずいぶんとお腹の中の赤ちゃんは大きくなるものだ。

一気に二倍の順調な成長。

「胸も、大きくなってるよな」

胸は遠慮なくガシッと掴まれた。

意地悪っぽい笑みを浮かべながら掴まれた胸の形がわずかに変わる。

うっ・・・

刺激しないで。

「このままでいろ、なんて言わないでよね」

久し振りに触れられて身体に感じる刺激を何でもないって強がってキッと眉を吊りあげた。

「胸の大きさで文句を言うならもっと別なことで文句言ってるぞ」

私の動揺はばれてるってみたいに苦笑気味に北斗がククッと声を漏らす。

「おまえみたいに手のかかる女はいねェし」

「あっ！北斗の方こそ意外にややこしいんだからね」

「そんな俺が好きなんだろう」

北斗を睨み付けようと身体をまわそうとした私は北斗の力強い腕の中に押し込められてしまってる。

肩の上に乗っかる北斗の顎。

少し斜めに動かした顔。

形のいい鼻筋が頬に触れて肌をひんやりとくすぐる。

耳元で聞こえる低めの声。

「なんかさ、言いあいばっかりしてると胎教には良くないよね」

「それだけ仲がいいって赤ん坊は分ってるんじゃないか？」

小さく優しく笑う北斗を見ながら私もうれしくなって笑みを浮かべてる。

「もっと、胎教に悪い事やってもいいのか？」

「えっ？」

「しばらくお預けだったしな」

北斗の指先が動いて私の顎を支えて角度を変えるように動いた。

大丈夫だったっけ？

応援のプチもよろしくお願いします。

　　

拍手コメント返礼

b-moka 様

我が家は昨日まで娘が秋休みで～。

いつもなら花男もＵＰしてるのですが、さすがに二作のＵＰの時間はありませんでした(^_^;)

買い物に付きあわされるし・・・。

今日からはいつも通りの時間が過ごせます♪

さぁ！邪魔者はいない！

といっても周りを気にする内容のお話ではないんですけどね。

会社設立をそっちのけにするタイプには見えませんけどね。

出産まで30％くらいの仕事能率になってるだろうな。

剛腕な秘書が司と違っていない分楽ですよね。きっと♪

ｈａｎａｉｒｏ 様

こちらにも拍手ありがとうございます。

出産に子育てまで思いっきり書き上げたい気はあるんですが(^_^;)

これがなかなか、つかつくから千和＆北斗に切り替わらなくて～。

北斗は俺様でも司より大人だしＳの性格が前面に出てるし・・・

千和は北斗をしっかり頼ってますからね。

一月1話のペースになってます。