GOON
なかなかこのオムツのCMから頭が離れません。
テレビがCMで流れるたびに見入ってしまうのはなぜでしょう(笑)
別館でUPしただけでは物足りなくて~~~。
頭の中では司と駿君に脳内変換しております。
今回イクメンをテーマにした短編をお届け。
とは言っても道明寺邸で司が一人で子供の面倒を見るってほぼないでしょうけどね。(^_^;)
高校生の駿君も好きなんですが赤ちゃんの駿も好きなんですよね。
CMで髪の毛くるくるの赤ちゃん(勝手に男の子だと決めてます)
抱いてる松潤を司に変換してます。
その横に優しく微笑みを浮かべてうるうると見つめるつくしちゃんがいればなぁ・・・完璧!!
東京国際映画祭『綱引いちゃった』で舞台挨拶の真央ちゃん、お化粧が濃くなってる・・・。
つくしが~~~~~
もう大人なんですね(/_;)
*ブルブル。
四つん這いに踏ん張って必死で立ち上がろうとする駿。
「駿、もう少し」
駿の傍には身体を支えるには十分なソファーが一つ。
そのソファーに頼ろうという発展した考えはまだ思いつかないらしい。
つーか、駿はつくししか見てねェし。
俺もいるんだぞ!
駿の独り立ちの最初の一歩だと、携帯に動画を送ってきたのは今日の昼過ぎ。
「歩くんだから、見てて」
さっきから「ガンバ」って、すげー力が入ってる拳を握るつくしの方が俺は微笑ましい。
そのうちほっといても歩く。
当たり前のことがわが子だと、笑った!座った!ハイハイした!と、その成長に目を細めて喜べるのだから不思議なものだ。
「ちゃんと撮ってよ」
まだ会社から帰ってきてタイもほどいてない状況。
人使い荒くねェか?
お帰りのキスより先に貰ったものがビデオカメラって、拗ねるぞ。
それでも俺は渡されたビデオカメラを、苦笑気味に構える。
意外に素直。
画面左につくし半分。
右半分に駿。
ピントを子供じゃなくつくしに合わせてる。
後でこれを見たらあいつはブーブー言うかもな。
駿の必死過ぎる顔もかわいいが、子供に真剣な瞳と見守る温かな表情、そして慈愛に満ちた微笑み。
それがたまんなくグッとくる。
つーか・・・
今の駿の表情。
オムツの中に重たいものを産み落とす表情と似てんだよ。
オムツ・・・臭くねェよな?
「坊ちゃん、頑張れ~」
つくしの声に合わせるように使用人からも声が上がる。
立つだけでこれだけ声援を受ける赤ん坊ほかにいねえぞ。
「上手~立てた」
パチパチと拍手が響いた後に一歩足を踏み出した駿の身体がぐらりと揺れる。
「きゃー」
手を伸ばしたつくしが間一髪で駿を抱きあげた。
毛足の長い絨毯の上じゃ転んでも大した怪我はしないはず。
大げさだ。
「騒がしくてごめんなさい」
つくしが謝ったのは俺じゃなくキャーキャー喜んでる使用人。
「いえ、駿坊ちゃんと一緒にいると貴重なお姿を拝見できますから、楽しいんです」
「貴重って?」
つくしから駿を受け取ってビデオを渡しながら使用人たちに視線を向けた。
数人で顔を寄せ合って「言っても怒らないでくださいね」って言い草。
「大丈夫よ」
俺より先につくしが返事を返す。
俺の意見はなしか。
今の俺はずいぶんと気が長くなった。
昔みたいに傍若無人に怒鳴り散らすことはそうあるものじゃない。
高校の時みたいにすぐに使用人が辞める様なことが、無いのがその証拠だろう。
「俺は優しいよな」
俺が同意を求めたのは駿。
駿をあやす様に無邪気な瞳を覗き込む。
最近は「バー」「しゅん」とか、笑いかけると駿も良く笑う。
子供の無垢な笑顔ってどれだけ幸せな気持ちにさせてくれるのだろう。
「お優しい表情の司様を見れるのも御邸の中だけですし」
「駿坊ちゃんのオムツを代えるのもテキパキとなられて・・・」
「そう、絨毯の上に駿坊ちゃんを寝かせて、迷いもせずに代えるお姿を見たとき感動しました」
「オムツを代える道明寺総帥の姿なんて、めったに見れるものではありません!!!」
・・・。
・・・・・。
使用人たちの朗らかさに言葉を失う。
駿は立ち上がって感動された。
俺は・・・。
オムツを代えただけで感動されてる。
そこで感動されたら・・・
もしかして・・・
俺は、駿と次元が一緒なのだろうか。
つくしはビデオカメラを持ったままケラケラと声を立てて喜んでる。
「ミルクのあとのゲップも~」
「肩に乗せて背中をポンポンとやる姿も似合ってるんですよね」
「バイオリンを弾いてるような優雅さですもの」
鶏が金の卵でも産んだ様な感動の表情を浮かべられた。
「つくし様、ビデオを撮るなら司様と駿坊ちゃんですよ」
俺以外はやけに楽しそうだ。
今まで、オムツどころか赤ん坊にも触ったことがないんだからしょうがないだろ。
タマなんて、俺が駿を抱っこしたら「力の加減わかりますよね?壊さない様に」だったぞ。
「本当だね。今の司の方がビデオに撮る必要あるかもね」
えっっ・・・
つくしがビデオカメラのレンズの俺に向ける。
「撮るなら駿だけにしろ」
「ヤダ」
「おい」
つくしからビデオカメラを奪う様に手を伸ばす。
「ダメ、撮らせてよ」
「こら、やめろって」
その横で横から身体を伸ばす様に伸びてきた腕。
駿の手がビデオカメラの紐に握る。
「わーーー駿、それは食べないの」
黒っぽい紐は口に全部入れ込むのは大きすぎる。
それでも必死にかぶりつく。
「だから、食べ物じゃないって」
駿から紐を取り上げるってことは俺との距離は、縮まってすぐに手が届くってこと。
至近距離になったのを気が付かないままつくしは駿に夢中。
そのままつくしの背中に腕をまわして掴まえた。
「これで、動けねェよな」
「ちょっっ・・・」
「駿がいるのを忘れないでよね」
俺とつくしの胸の間で駿が機嫌のいい笑顔を浮かべて、明るいあどけない笑い声を上げた。
お楽しみいただけたら応援のプチもよろしくお願いします。
拍手コメント返礼
たま様
お久しぶりで~す。
ビデオを通しての距離感て想像してもいいですよね。
その場面を想像して幸せな雰囲気が表現できてればうれしいかな。
ハロウィン・・・
今年は何にも考えてませんでした。(^_^;)
b-moka 様
御疲れ様です♪
あのCMの中の笑顔いいですよね。
いろいろ想像できちゃいます。
おかゆ 様
見れてないんですね。
ユーチューブでいっぱい見れますよ。
匿名様
文字化けに関しては私の方ではどうにも対処できなくて(^_^;)
そちらのブラウザのエンコード設定に問題があるかもしれません。
文字化けする場合の対処法。
◆Safariの場合
「ブラウザメニュー」→「表示」→「テキストエンコーディング」→「utf-8 」
◆Google Chromeの場合
「右上のレンチボタン」→「オプション」→「高度な設定」→「ウェブコンテンツ」
これで設定をお願いします。
hanairo 様
ご無沙汰です。
お元気でしたか?
久し振りにコメントいただけてうれしいです。
ゆげ 様
CM見てないなら『なに?』ですよね?
即座に司と駿君に脳内変改!
一緒ですね♪
ユーチューブにたくさんUPされてるのを見ながらこのお話を書きましたよ。
確かにこの中の松潤は花沢類のイメージもありますよね。
スタバで~
大丈夫でした?(笑)