ドッカン !! 39
昨日は久々に花男のお話がUPできませんでした。
予定ではUpしたかったんですけどね。
気がつけば今週の週末で子供は冬休み突入の現実。
執筆時間がなくなる~~~~。
休みに入ったらワンピースの映画に行こうと誘われてます。
ワンピースに興味はないのよね(^_^;)
お母さんはほかの映画がみたい!
出来れば小説のネタになりそうなやつを・・・
あっ・・・
以前ワンピースのセリフを二次でネタにしたことがあったような気が・・・
私、なんでも使ってるなぁ(笑)
ドッカンは今年中に終わらせたかったんですけど終りそうもありません。
真央ちゃんのドラマに合わせて始めたこのお話。
トッカンは終わったのに、はや数か月の遅れ。
トッカンの放送が終る頃には終わる予定のお話だったんですけどね。
残念!!
「探すな!」
私が叫んだ横で「甲斐生きてるかな」と玲子さんが呟く。
心配げな表情じゃなくて笑ってますけど・・・。
「1時間か・・・、まあこんなものかもね」
「え?」
「代表がつくしちゃんが帰らないってことに気が付いたの」
「西田さんにファックスを送りましたからね」
「甲斐もさ、事務所に居なきゃよかったのよね」
「震えあがって仕事になんないだろうなぁ」
「強盗や凶悪犯じゃ有りませんから」
気分的には一応道明寺を擁護してる。
今は無関係に、自分の感情のままに、他人を傷つけていた道明寺じゃないのだから。
「あっ、携帯、お返しします」
差し出したのは甲斐さん着信でさっきまで聞こえた唸るような獰猛な声が響いていた玲子さんの携帯。
私の差し出した携帯を受け取ると玲子さんは携帯の電源を迷いもなく切った。
「こうしないと電波に乗って代表が携帯から飛びだしてきそうな勢いだよね」
道明寺は妖怪か?
ある意味怪獣に進化しそうなところはあるけど・・・。
「家に帰りたくないのって今日だけ?」
「道明寺が謝るまでです」
強気で言ってみても実際どのくらい道明寺と離れていられるのか自分でもわからない。
数時間都内を離れた道明寺に、さびしいと感じたのはつい先日のことで・・・。
何気なく頭に浮かぶのはあいつの笑顔と優しく抱きしめる腕の温もり。
思い出した途端に感情が会いたいって思いに浸食されてしまう。
一人じゃ生きていけないって私に思わせる唯一の相手。
だからって、言いなりにはならないんだから!!
恋しくなりそうな思いを奮い立たせる。
ヘリなんかで修習所に乗り付けたらそれこそ大騒ぎだッ。
あと数か月の辛抱だぞ!
私も辛抱するんだからネッ。
「あの代表がつくしちゃんには謝るんだ・・・」
感心したような表情を玲子さんが浮かべる。
えっ・・・
あっ・・・
誤るというか、実際には強引に押し切られて私が折れるパターンで・・・
あの道明寺が「俺が悪かった。戻ってきてくれ」なんて頭を下げるなんて想像できないでいる。
その方が怒鳴ってる道明寺より怖いかも知れない。
「想像できないですよね・・・」
ため息交じりに呟く私はもう事の終焉を予測してる。
「つくしちゃん」
「なんですか?」
「なにも準備してないわよね?」
「準備って・・・」
「外泊の準備よ」
会社で道明寺とケンカして怒って飛び出したのだから私のバックの中身は知れている。
外回りの仕事を終らせ玲子さんに連れられてショッピングに回る。
やたら色っぽい下着を玲子さんが選んで勧めてくる。
赤いレースピラピラのブラとセット。
今日、私、玲子さんのところに泊まるだけなんですけど・・・
私の視線を無視するように華やかな色合いの下着にそれが透けそうなネグリジェまで探してきた。
「普段、こんなの着ないの?」
「着ません!」
「代表も喜ぶのに・・・」
「玲子さんつまんなそうな顔をしないでください」
「もう、つくしちゃんかわいんだから」
玲子さんに抱きしめられて髪をくしゃくしゃにされてしまった。
道明寺の電話で憂鬱になりかけた思い。
その思いを取り除いてくれるような玲子さんに気遣いが素直にうれしいって思う。
良い先輩だよな。
夕食の買い物にワインまで買い込んで玲子さんのマンションを目指す。
「ここよ」
「いいところに住んでるんですね」
駅から5分、セキュリュテー万全。
マンションの入り口には警備員も配置。
女性の一人暮らしには最適な物件と不動産が進めてきそうな、おしゃれなマンション。
出来る女性の象徴!
そんな気がした。
私も10年頑張って仕事をしたらこんなところに住めるようになるのかしら?
道明寺の邸宅に住んていた何を考えてるのか・・・。
こんなこと考えてるって分ったら「本気で離婚を考えてる」と思われそうで怖い。
普通は大学卒業したばかりで結婚したら安い賃貸アパート1LDKがいっぱいいっぱいなはずだから。
実際、今だにあの邸宅に道明寺がいないと落ち着かない
自分の家だと思えて落ちつける様になるまでどのくらいの時間が必要になるのかわからない。
畳でごろりと寝転んでる私がまだ似合うって思う。
修習所の一間の部屋の方が淋しいけど落ちつくって言ったら道明寺は不機嫌になるのかな?
なにまた、道明寺を思い出しているのか・・・。
まだ怒ってなくちゃ明日の朝までもたないぞ。
気を取り直して、漏れそうになるため息を飲み込んで、数歩前を步く玲子さんの後を追った。
自動ドアを抜けてエレベーターに乗り込こむ。
「残念ながら私の住んでるところじゃないのよね」
え?
玲子さんのところじゃない?
キョトンとなったまま玲子さんを二度見。
ここ、誰のマンション!?
だれの家?
玲子さんつながりの知り合いって甲斐さんしか知らない。
どう考えても甲斐さんってワンルームマンションのイメージでこことは結びつかない。
マンションに入り浸るなら、甲斐さんの家に入り浸る玲子さんより、玲子さんのマンションでエプロンして待ってる甲斐さんの方がイメージがわく。
「着いたわよ」
ベルを押してガチャリと開いたドア。
ボケっとしてた私の前で「いらっしゃい」と、にこやかに出迎えてくれたのは弁護士事務所の岬所長だった。
え?
えっっ・・・
えーーーーーーッ!!
楽しみいただけたら応援のプチもよろしくお願いします。
拍手コメント返礼
ハル様
良かった♪間違えて無くって(笑)
本館共々別館でも宜しくお願いします♪
Gods&Death 様
予想的中に拍手~♪
この後の予想は?
フフフのフ~♪
司は岬さんからつくしを取り戻せるのか~
追い返されたら楽しんですけどね。
そして意外と司が追い返されたことに焦るつくしなんてめったに見れないかもですよ。