パズルゲーム 21

さて、ここからは気分を変えて楽しお話を♪

別館ではこの後の司君と西田さんの会話をお届けしましたが、そこにはつくしちゃんいなかったのぉ~。

如何してるのかは続きからどうぞ~。

部屋をスタスタと出て行って、もう一度現れた西田の手には俺のスーツが握られていた。

「西田さん、すいません。あとは私が」

俺がやりたいのは服を着るんじゃなくて脱がせたい方だよ。

そんな戯言も聞かない素振りでつくしがスーツをハンガーから外して俺に投げる。

「さっさと着る」

さっきの膨れっ面のままに俺を見降ろした。

西田には遠慮がちにすまなそうに頭を下げていたのに見せる対応が違い過ぎだろうが。

目の前の膨れた頬を窄ませるぞ。

「あとは私がって言ったよな?」

ベットから足を降ろしてムンズと立ち上がる俺

「ななに?」

つくしの鼻先まで近づいた俺から顔だけ逃げるように後ろにつくしが首を引いた。

「着替えをさせてくれるんじゃねェの?」

投げられたスーツをそのままつくしの胸に押し付ける。

そのまま目の前で部屋着を脱ぎ捨てる。

「ちょっ、ちょっと!」

「なに目を逸らしてんだ、いつも見てるだろうがぁ」

「見てるっていっても、そんなにはっきりいつも見てるわけじゃないでしょう!」

ムスッとした声に焦ってる感情が注入されていくのが分かる。

「何時も見てるだけ済まないか、触ってるし抱き付いてくるもんな」

逃げようとするつくしの手首を掴んではだけた胸に手の平を当てさせた。

指先が胸に触れたまま手の平だけが熱から逃れるように俺の胸から浮き上がる。

「それって、昨日すぐに寝ちゃった仕返し?」

拗ねた声。

戸惑った表情が甘ったるい瞳で俺を見上げてくる。

なんだ、気にしてんじゃねェか。

くすぐったい感情はすぐに胸元から喉まで上がってくる。

「コホン・・・」

1メートル後ろに控えていた西田がワザとらしい咳払いをしやがった。

「なにすんだ!」

目の前のつくしが飛びあがったと思ったらボタンを二つ外しただけのシャツをスポッと頭からかぶせられた。

「着るの!」

西田の声で直ぐにつくしの態度が強くなる。

しょうがなくシャツの首もとから顔を出して嫌々に袖に腕を通す俺。

シャツをTシャツを着るように首から着せられたの初めてだぞ。

ブツブツ思いながらもその従順さに我ながら呆れてる。

こいつが俺の側にいるだけで心が笑う。

「なによ」

オドッとしたままの表情が俺を睨む。

「服着てるだけだろうが」

つくしの腕からスラックスを取って足を通す。

革のベルトがシュッとすべる音をたてながらバックルを通る。

「顔を洗ってきてやるよ」

「なに、それ?」

「やなら、おまえが洗ってくれるのか?」

「バカ」

俺の背中に回ったつくしが強引に背中を押す。

笑い声は自然に漏れて喉元を突く。

「今日は一人に出来ないからな」

寝室を抜ける手前で振り返った。

「それは無理」

また最初の言い合いになりそうな雰囲気。

「護衛をしっかりつけますから問題ないと思います」

「代表と一緒の方が何かと問題起こる確率は上がりますからね」

「つくし様も代表と一緒にいても暇でしょうし・・・」

「まだ観光してないところがあるんじゃないですか?」

澄ました西田の声。

俺もたいした観光はしてねェよ。

会社とマンションの行き来しかしてねェしな。

「たまには気晴らしに観光でもお二人でどうぞ」

なんて、気遣いを見せるなら今だろう!西田!

西田・・・お前・・・

なんか企んでねェか?

疑る目で西田を睨んでいた。

拍手コメント返礼

あずきまめ様

西田さんを気にせずいちゃつけるじゃん♪

なにをたくらむのか?

「何も企んでなんておりません」

西田さんが素直に押してるはずがない~。

やなぎ様

気を利かせて出て行かなきゃ~。

これ以上仕事が遅れることは見逃しません。

By 西田。

西田さんの内心・・・

つーことは日記?

tomo 様

西田さんがいなかったら・・・

仕事に行けませんよね。

気分は徐々に上昇してます♪

ありがとうございます。

私も検索かけてみよう。(^_^;)