☆欲しいものは・・・(最期の最後で・・・)

最近いいところで終ってる事が多い二人。

今年お初の☆マーク

楽しんでいただけるといいのですが・・・(^_^;)

*

僅かに開いた唇から零れる吐息。

立っていられないと俺の首にまとわりつく牧野の腕。

スーツ越しに感じる熱がもどろっこしくてしょうがない。

指先が背骨に沿って肌をなぞる。

濡れたままの柔肌は潤滑に指先を動かしてくれる。

「私だけ裸って・・・ずるくない?」

「俺が脱げばいいだけだろ?

それなのにつくしから離れることが出来ずにまた唇を重ねてる。

「ma petite amie」

艶やかに熱を帯びる瞳の中に映る俺。

口から甘く囁いた言葉はフランス語。

俺の恋人の意味。

「どういう意味?」

上唇を噛むようにキスを繰り返す口もとがそうつぶやく。

「俺の女」

首筋にキスを進めながら両腕はしっかりとつくしを抱きしめた。

実際につくしは俺のものだし俺以外の奴は知らねェし。

生涯ただ一人の俺の女で俺はお前のもの。

「ちょっとッ女って」

潤んでいた瞳がムッとなった感情に動く。

甘ったるく甘えてくるつくしより反抗的なこいつが面白くてしょうがない。

「お前は俺を甘やかして、俺の喜ぶこと何でもしてくれそうだし、現に今もな」

「それは、なんでも自分で事を進めて人に相談なんてしてくれないから、私が折れるしかないじゃない」

素直に折れたことがあるのか?

何時も何かしら反抗心で俺に対抗する奴。

俺とケンカできるのお前くらいなもんだ。

「なな、なによ」

俺がククッと軽く漏らした笑い声に毛を逆立てて今にも爪を出しそうなつくし。

素っ裸のままじゃ威嚇にもならねェぞ。

額を重ねるように顔を近付けた。

「可笑しくて笑ったわけじゃねぇから」

睫毛が触れあうくすぐったい距離感。

「からかわないでよね」

つくしの腕が俺の胸元を突き放す様に動く。

抵抗にならない抵抗。

すげー可愛いって思える自分が可笑しくなってくる。

どこまでこいつは俺にお前を惚れさせるつもりだ。

「離れると丸見えになるけど、いいのか?」

後頭部包み込む指先に俺から逃れられないように力を込めた。

「Je t’aime

ジュ テーム

この言葉の意味ならフランス語を話せないお前にも理解できるはずだ。

続きの部分からは大人な表現を使用しております。

自己責任で観覧していただける方のみ続きからどうぞ。

*

倒れ込んだ重みでギシッとしなるベッド。

なんども、なんども抱いたはずなのに、つくしを見つめてるだけで胸の奥が締め付けられる。

本当は毎日でもお前を抱いて眠りたいって思ってるんだ。

俺にとってお前と1週間離れて暮らすって拷問に近いってこと自覚しろよな。

俺を見あげるつくし。

人差し指でなぞった唇は何か言いたげにかすかに震えてる。

甘い吐息を感じながら塞いだ唇。

ちゅっと軽く吸い上げて柔らかな感触を何度も楽しむ。

「くすぐったんだけど」

気恥ずかしそうにつぶやく声は初心すぎだ。

つくしの見せる反応に、軽めのキスだけで身体が熱を帯びて血流が早くなる。

熱い息を躊躇う様な距離。

深く触れた唇の感触。

熱く濡れた舌で唇と歯列を押し開き強く差し込む。

「ふぅ・・・っ・・・あ・・・っ」

強く吸いあげるたびに押しつけられたつくしの身体がいっそう熱く火照ってくるのがわかる。

「んっ・・・」

露わになった下肢に伸ばした指先。

指を這わせるたびに小さく漏らす甘い声。

腰を引いて逃げようとする動きを押しとどめるように繰り返す愛撫。

目の前の膨らみ。

薄赤い尖端が硬く隆起した淫らに誘う。

乳房の形が変わるほど強く揉んで力を抜く行為を繰り返した。

「・・・んっ・・」

唇から漏れたのは艶めいた喘ぎ。

つくしに触れるたびに疼く感触が指先から、唇から足先まで走り抜ける。

愛撫してるのは俺のはずなのに乱されぱなしなのは案外俺の方かもしれない。

押し開いた膝を立てて、無防備なつくしの茂みへと指を這わせ突き出した花弁を探し当てる。

キュッと唇を噛んで声を喉の奥に留めようとする表情も淫らに俺を刺激する。

熱く濡れたひだを割って押しこむ指先。

指を動かすたびに空気を含んだ水音を立てる。

「まっ・・・待って」

懇願する眼差しが俺をみつめる。

「待てねぇ」

俺に触れたくて、欲しくて無意識に揺れる腰。

触れてほしいってこいつに言わせたいのに、いつも俺の方が我慢できなくなる。

指先で綻ばせていた蕾を押し開いて身体をつくしの奥に推し進める。

収縮した内壁は熱く俺を包み込んでいく。

ゆっくりと繰り返す抽出。

「や・・・ッ・・めッ・・・」

肩甲骨に押し付けられた鼻から漏れる声。

つくしの腕が俺を強く求めるように首筋に巻きついて、キスをせがむように唇に触れた。

粘着質の熱い密に濡れた吸い付く様な肉壁を突きあげるたびにつくしは肩口を揺らす。

もう、持ちそうもない。

身体の奥底を責める圧迫感と激しいと疼痛が俺を押しあげてく。

体の細胞の隅々まで迫り上がっていく熱に抗えそうもない。

じっとりと肌の上で珠を結んで流れ落ちる汗。

「つくし・・・愛してる」

熱に浮かされてるように荒くなった息の下で囁いて果てた。

これで、お前の願い一つかなえられたろ?

あなたの声で聴きたいって言ってた願望。

俺の腕の中で規則正しい寝息をたてるつくし。

「どうみょう・・・じ・・・ スキ」

寝返りをうったつくしが俺の胸元で小さく息を吐く。

たく。

人の気も知らないで、一度で満足してんじぇねぇぞ。

拍手コメント返礼

アズ様

いえいえどういたしまして♪

ごちそうさまはまだ早いかも~

あずきまめ様

色っぽくフランス語で囁かれたら落ちそうですよね。

本当はイタリア語でもいいかなと思ったんですけどね。

日本語より外国語の方がドキッとしそうで使ってみました。

そう言えばJ君シャンプーのCMで叫んでなかったけな?

Gods & Death 様

そうですよ。お願いして照れないでください。

私の方がもっと恥ずかしいですから(笑)

最初より確かに表現が過激さ増してます。

PWのお話は設定状況がみんな同じになっちゃうので表現が似たり寄ったりになるんですよね。

変化を持たせようと思ったらはじめは書けなかったエロさがかけるようになったような気がします。

どのくらい進歩できるかしら?(^_^;)

かよぴよ 様

ここで司君にご褒美♪

類君と二人のつくしでやきもきさせてるお詫びです。

なんだか最近司に甘くなってる気がします。

ゆきこ 様

うんうん、フランス語は類のイメージ強いですよね。

司も語学は堪能な設定だったはずなので使ってみました。

久々のお星様を楽しいでもらえて良かったです。