☆一秒ごとのLove for You 8+α

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力が抜けてよろけそうになる私の身体を力強い腕が支えてくれる。

膝がくずれそうな感覚と身体が宙を浮きそうな感覚のはざまで身体の奥のスイッチがカチッと音を鳴らす。

私のキスが誘い水となって強く反応を見せる道明寺の熱い舌に翻弄されるばかりだ。

何時も間にか身体の向きも帰られて私の背中を道明寺の腕が包み込む。

「どうみょ・・・っ」

急速過ぎる煽りに心も身体もついていけない。

声を発せられない代わりに道明寺の胸を押し上げて抵抗を見せてもびくともしない。

それどころかますます強く道明寺に抱き締められてしまってる。

いつの間にか振り出したのか窓から聞こえる雨音。

窓を伝う雨のしずくがぼんやりとかすんで別世界の様に感じてた。

今回は久々のつくしちゃんサイドからのお話です♪

続きの部分からは大人な表現の混じるお話になります。

ご注意の上での観覧をお願いいたします。

 *

長く塞がれていた唇はそのまま肌をなぞって襟元に触れる。

その時に、露わになっていると私に気付かせるような動きで下肢に忍び込む指さき。

「・・・っ!?」

下着から忍んできた指先。

反射的に引いた腰は直ぐに道明寺の腰と触れ合う様に引き寄せられてしまった。

逃げようとすればするほど道明寺の指の動きは大胆になる。

敏感な割れ目に押しつけてきた指先は躊躇することなく這いまわって左右に開かれる蜜口。

「んっ・・・っ」

抵抗の言葉を発しようとしても自分の唇から洩れた声は艶めいた喘ぎ。

道明寺の指が動かされるたびに甘い疼きが下肢から腹部の奥まで迫りあがるって来る。

「や・・・っ」

ジュクリと滲み始めた蜜を押しつけるように道明寺の長い指先が押しこまれていくのを分る。

何時もより急速過ぎる唇や指の愛撫にも順応して淫らな声を上げるしかなくなってる。

増やされた指は内壁を擦る様に動き回って溢れた粘液質の蜜が下着を濡らす。

服を脱ぐ間も惜しむように性急に上り詰める感覚に翻弄されてしまってる。

指を動かされるたびに濡れてヒクついたヒダが空気を含んで淫猥な水音をたてた。

「挿れていいか」

耳元で囁く道明寺の声が熱く囁く。

「・・・ま、待って・・・」

乱れ始めた吐息。

赤く色づいた肌。

熱く欲望を帯びた瞳。

目の前の道明寺に理性はもろくも崩れて、もっと激しく道明寺に触れてほしいと思う欲求すら私の中に湧き上がってる。

道明寺の身体がのしかかり壁際まで押しこまれる。

壁に貼り付けられた背中。

耳朶を濡れた感触が包み込み、道明寺の吐く息が耳元に吹き込む。

「んっ・・・」

ゾクリとした震えが腹部まで達して思わず言葉を飲み込んだ。

「二度と合コンなんて行かせねぇからな」

熱い吐息と共に囁く声。

今日の罰だとでも言う様に湿った媚肉の間にどうみょうじの切っ先が擦り付けられてくる。

敏感になってる花芯を亀頭の先端で快られると感じたくないのに、疼く感触がせり上がってくる。

耐えられなくなりそうな誘惑をそのまま押し付けるように道明寺の肩にしがみ付いてしまった。

「んっ・・・」

身体の奥に押し入ってくる感覚から逃れるように道明寺の胸元に顔を押しつけて唇を噛む。

「ひっ・・・んっ・・・やっ・・・」

楔がねじ込まれていく煽りに上げるつもりのなかった声が喉を突いて出てしまう。

「これ以上挑発するなッ」

「・・して・・・ない」

はがれおちてく理性。

理性を失った時の行為は記憶はあるが朧げで熱く生々しい感触だけが後に残る。

なんど道明寺にそれを刻み付けられれば私は解放されるのだろう。

クチュと音を立てて腰を引かれると、ぞっとするほどの脱力感が身体を襲う。

「動かな・・・いで・・・・っ」

「俺が動かないなら、お前が動いてくれるのか?」

穿たがれていた熱が動きを止めてじっと私を見つめてくる。

「意地悪って表情で俺を見てるけど?」

余裕を見せつける様な意地悪な道明寺の声。

「嫌い」

「よくそんなこと言えるな」

思わず口を突いて出た言葉に道明寺は冷ややかに言葉を返す。

本当は・・・・

どんなことをされても・・・

意地悪で、我儘で、俺様で、独占欲が強くでどうしようもなくても、私が道明寺を嫌うことなんて出来ない。

それを分ってる横柄な表情が私を見つめる。

グッと腰を押しつけ抽送を再開した道明寺の動きが速度を速めていく。

火照った肌に汗が滲んで胸の谷間に流れて落ちる。

その感触にすら敏感に肌が震える。

「う・・っ・・・」

艶を帯びた道明寺の声色も擦れはじめている。

私の中で大きくなった道明寺が大きく波打って熱い飛沫を上げると、プルッと身体を震わした。

余裕を無くして荒れた道明寺の呼吸を耳元に感じながらその肩口に顔を埋めた。

バスルームの銀色に輝く蛇口から流れるお湯がクリーム色のバスタブに流れ込む。

じんわりと温かいお湯が肌を包み込んでホッと息をつく。

それもつかの間。

ガタンと大きく音をたてて開くドア。

「冷たいよな」

そう言ってバスタブの中に道明寺が入ってきた。

「一緒に入らなくても・・・」

無遠慮に見つめる視線から露わになった胸の膨らみを両手で隠した。

「あれだけ、いろんなことして、今さらだろう」

「大体、俺を一人ベッドに残す方が悪い」

ピクリと身体を引き攣らせて膝を合わせて両足を抱え込む。

あの時はあの時で自分じゃどうしようもない。

何も考えられなくなって・・・

道明寺にだけ触れてほしくて・・・

道明寺の与えてくれるすべてが欲しくなってしかたなくて・・・

身体が・・・

心が・・・

全ての細胞が・・・

道明寺でいっぱいになる。

あっ・・・

部屋に入ってすぐ道明寺に抱き締められて囁かれたセリフ。

「なぁ、俺のことだけでお前の頭の中を一杯にするためにはどうしたらいい?」

それって・・・

あっ・・・!?

バスタブの中のお湯の温度より一気に体の中が沸騰した。

拍手コメント返礼

ずんこ 様

朝から温かなコメントありがとうございます。

そうか、高校入試でお子さんも学校休みになるんですね。

私の住む県も昨日までが高校入試でした。

来年の今ごろは家の娘も入試だと思うとどうなることかと心配です。

その頃こうやって二次書いてる余裕あるかしら?(^_^;)

司のかぎりない愛情もまだいっぱいつくしちゃんには受け止めてもらいましょう♪

さわね 様

私も諦めていたんです。

次回でいいかと・・・(^_^;)

後押しされると頑張っちゃいます。

残念と言われると弱いんですよね。

キャサリン

ごちになりました♪

と、頭を下げられた気分になっちゃいました。

いやいやとテレ~。

ゆきこ様

え?

司サイドもご希望!?

きゃーーーと叫んで洞穴に姿を隠しちゃいそうですよ。

二夜連続開催!

つくしちゃんもつかしら?

司サイドも読んでみたくなると言われるとうれしいですね。

また違った味合いがあるのは間違いなしなんですが・・・

最近お☆様は司サイドで書くことが多くて今回はつくしサイドにしちゃったんですよね。

次回は司サイドでお届けします~。