逆襲のファンタジー 1

子供の日のお話に続きゴールデンウィークに見られる光景を一つ♪

道明寺一家ならどこでも見られるは当てはまらないかも~。

一話短編で終らせるつもりが終わらりませんでした。

短期集中連載でお届けします。

御付き合いをよろしくお願いします。

PWの御連絡

本朝八時までに申請された方は返信してます。

鶴山様

メールがエラーで返信できませんでした。。

LINE IDも検索したのですが見つかりませんでした。

検索許可設定をONにされてるでしょうか?

御連絡を再度お願いします。

「連れて行ってよ!行きたい!」

3つの幼い声の合唱は駿が私の実家から帰ってきた時から始まった。

駿がこんなに我儘にせがむのは久しぶりな気がする。

隣りの家に住む蒼君が着ぐるみいっぱい楽しいパレードに夜空に打ちあがる花火で遊んできたことを自慢げに駿に話したらしい。

そしてもらったお土産はネズミ耳にウサ耳にクマの耳。

長いのや丸っこい耳が頭に乗っかって私の側にまとわりついてくる。

家の中でも付けられるのは子供達だけだよね。

園内じゃ大人も付けて回れるけどその世界から帰ったら付けて楽しめる場所はない

私が動くたびに連なった3つの身体がついて回る。

両脚の片方ずつにしがみ付く舞と翼。

行きたいとせがむ事より私の足が歩くたびに足と一緒に持ち上げられることを楽しみだしてるんだから。

お金のかからないエクササイズ。

私が楽しめるのは5分が限界。

「あのね。ママだけで3人は無理なの」

司も仕事だって言ってたし、千葉さんとか相葉さんについて来てもらっても家族で楽しめる雰囲気にはならないと思う。警備に専念しちゃいそうな二人はあの場所じゃ浮くぞ。

タマさんは・・・

私達について行けるはずないし・・・

「大丈夫、僕が頼んだから」

えっ?

頼んだって誰に?

司に頼んだら貸切とかやっちゃいそうで怖い。

人が多いのも楽しめる場所なんだから!

人がいないガランとした遊園地なんて寂しすぎるぞ。

「駿・・・誰に頼んだの・・・」

恐る恐るつぶやく声は喉に張り付きそうだ。

「パパ達」

にこっこりと無邪気な笑顔が自信満々に私に向けられた。

「パパ達って・・・まさか・・・」

「うん、類パパに総パパにあきパパだよ」

あの3人もそんなに暇じゃないはずだ。

「パパ達も仕事で忙しいから無理なんじゃないの?」

「いいって言ったよ」

「佑君も来るって」

駿の言葉を遮って舞が大きな声を上げた。

めまいがしてきた。

あの3人が私達と一緒に遊びに出かけるってなったら司が黙ってるはずないじゃないかーーーーぁ。

「俺も行くぞ」

言い出すに決まってる。

内緒で行くなんて無理に決まってる。

西門さんあたりが面白がって司に情報を漏らしそうだもの。

「いつ行くことに決まったの?」

「「「明日」」」

元気に重なる三つの声。

へぇ・・・

私抜きでソコまで決まってたんだ。

3人に預けっぱなしにするわけにいかないから私が行くのは事後承諾な訳ね。

「駿、最初に聞くのはママじゃないのかな?」

ムッとする感情を押し殺して駿と向かい合う。

「ごめんなさい」

素直に謝った声がシュンとなって泣きそうになった。

「今回はしょうがないけど、ママに話してくれなきゃ後が大変なんだからね」

「うん」

現金に明るい声が返ってきた。

「まだ起きてたのか?」

子供達も寝静まった真夜中まえ。

寝室に姿を現した司。

「えっ?今日は帰れないんじゃなかったの?」

仕事に集中したいといってしばらくは会社に泊まるって言ってたのに。

「忘れ物をしたから、寄っただけだ。明日の朝早くにはまた出ていく」

ベッドの端に腰を下ろした道明寺がタイを緩めながらつぶやく。

「こんなもん読んでるのか?」

私が見ていた雑誌を興味なさそうな素振りで表紙を眺めてベッドの上にポンと投げ落とした。

表紙にはネズミの着ぐるみとシンデレラ城。

明日のリサーチを一応していた。

あそこは広すぎるから行く順番を計画しなきゃ楽しめないんだから。

なんだかんだと言っても夢の国は大人もテンションが上がる。

行くなら私も楽しまなきゃって思うのは許してほしい。

「駿たちが行きたいって言ってたから・・・」

一応言った。

言ったよ。司に、まだあの人たちも行くってことは言えてないけど・・・

どうしよう。

言うべきだとは分ってるけどタイミングがいまいちつかめない。

「それより、忘れものってなに?」

さっきまで読んでいた本は司に取られて手持ち無沙汰の手のひら。

その手の平に重なる司の大きな手の温もり。

グッと詰め寄られてコツンと額がぶつかった。

「お前を抱きに帰ってきた」

ドサッ。

そのままシーツの上におさえつけられた。

「しししっ仕事に専念するんじゃなかったの!?」

「ごちゃごちゃ細かいこというな」

このままじゃ遊園地のこと言えなくなったちゃう。

喉元に触れる唇がそのまま肌を滑り降りる。

胸元から滑り込んでくる指先が私の感覚を煽って理性を奪っていく。

明日のこと言わなきゃいけないのに・・・

言えなくなった。

拍手コメント

ゆきこ様

あのトークから数日。

こんな切り口に仕上げてみました。

皆のトークから生まれた作品はまた格別な喜びがあるんですよね。

LINE万歳♪

遊園地にはチェックのお揃いのシャツ( ..)φメモメモ

ファイナルでつくしちゃんが来ていたシャツですね。

懐かしいなぁ。

Gods & Death様

お休みは子供メインでつぶれるんですよね。

小学校までですけどね。

お孫さんに会いに行かれるんですね。

子供が一歳くらいの時TDLに行きましたね。

子供が小さいと並んで乗るものが少ないので楽だった記憶があります。

お台場で乗った観覧車が一番喜んでましたね。

気を付けていってらっしゃいませ~。

c4 様

単なる忘れ物なら自分で取りには帰らないですよね(笑)

そこにはやっぱり会いたいんだろうなぁ。

今回の司君にはこの調子でお願いしたいのですが、無理だろうなぁ・・・

絵梨 様

今回のお話にはいろんなハプニングのご提供が有りまして、作品を生み出すことと相成りました。

私だけでは想像できなかったお話の展開となっております。(笑)

出来るなら類とつくしで遊園地内をウロウロさせたいというような想定もしているのですが、どうつなげていくかなんですよね。

かよぴよ様

>夢の国に行く前に天国ですか~つくしちゃん☆☆

キャー

言っちゃいましたね。かよぴよ様♪

この二人帰ってこれるのかな?(笑)

メガネちゃん 様

司の好物までつなげちゃいましたよ。

私としては大盤振る舞い♪

この後は~

司君ガンバ!ですもの~

yoko 様

イースターのお話からもう一年経つんですね。

早いな~

今年は夢の国のイースターの御話になるのかな?

遊園地で卵さがしとかのイベントをやっていた記憶がります。

さすがにここじゃイースターバニーは出てこないですよね。

出てきたら面白いかも~。