一秒ごとのLove for You 17

やっと連載に戻れるぅ~(;_;)

短期集中連載書き手の私はすごく楽でした。

集中連載良いですね。

でも今の連載分は仕上げてからじゃないと無理だなぁ。(^_^;)

PWの御連絡

本朝7時までに申請された方には返信してます。

届いてない方は御連絡をお願いします。

「本当に強引なんだから」

スーツケースの前に座り込んで旅行の準備を始めるつくし。

文句をブツブツ言いながら目は笑ってる。

素直に楽しみだって言えよ。

「まあ、眠らされてジェットに連れ込まれるよりはましか」

のみかけのコーヒーを思わず吹き溢した。

妥協して落ち着く理由がそこって釈然としない。

過去のことをここで引っ張り出すな。

強引に連れ出していい思い出なんてないし、なぜかトラブルに見舞われる。

ジェットの中で目覚めたつくしはスゲー不機嫌だし、機嫌を取るのも疲れるんだよ。

休めと言ったら言ったで文句言われるし俺はどうすればいいんだ。

「経営者じゃないんだから簡単に休みなんて取れないんだからね」

スーツケースに最後の一つを押し込めて上から強引につくしが押さえつけた。

俺も簡単に休みが取れたわけじゃねェよ。

ブツブツ口の中で呟いた声はつくしには聞こえてない。

休暇から帰ったら、『どれだけ俺に仕事をさせる気だ』

西田にぼやく現実が想像できる。

それでもゆっくり二人で過ごす時間が必要だって思ってる。

結婚したのに二人でいる時間が少ない気がするのは俺だけか?

つくしと見つめあい、触れあって抱き合いたい。

誰にも邪魔される二人で過ごす一日。

はしゃぐお前を俺は嬉しそうに見つめるんだ。

そんな穏やかな時間を過ごすのもいいんじゃねぇの?

つーか!

休暇を3日先に延ばされて俺の不満は残る。

どうしても今の仕事を片づけなきゃ落ち着いて休めないと宣言された。

「そうしたら道明寺と休暇を楽しめるって思うから」

帰りの車のなかで下から覗き込む大きな瞳。

哀願の甘い囁きにウンとうなずいてる自分がいる。

しまった!

そう思っても遅いんだよな。

「プールあるんだよね?」

「ああ、プライベートビーチもあるぞ」

「水着あったっけ?」

立ち上がったつくしがクローゼットのある部屋に向う。

旅行の準備をするにはまだ早い。

前日でも十分。

それでも嬉しそうに準備を進めるつくしを見れるのが俺もうれしくてしょうがない。

文句を言って日程を伸ばした割りにはノリノリだよな。

ククッと機嫌よく自然と笑みがこぼれる口元を戻ってきた足音に気がついて引き締めた。

「なによ?」

胸の前に抱き締めた腕からチラリと見えたボタニカル柄。

去年見た記憶があるショートパンツの水着。

出来たらもっと生地の少ないやつ希望。

俺以外が見る可能性ゼロだし。

何もつけずに泳ぐのもいいんじゃねぇ?

わざと水着を荷物から抜く悪戯もありだよな。

「ほら、またニンマリと笑ってるけど?」

警戒する視線を遠慮なく俺に向ける。

「久し振りに二人で過ごせるの楽しみにしてるのは俺も一緒だ」

延ばした腕はつくしの腕を捉えて膝の上に乗せるように抱き寄せた。

体重を気にするように曲げた膝につくしが力を入れてるのが分る。

全てを俺に預けても大した重さじゃない。

「それじゃ俺が落着けないんだよ」

密着を密にするように背中から腰に回した腕に力を込める。

「こっちの方が落着けなくなる」

モジッと微妙に太ももに触れる振動。

うごかれる方が刺激が強いんだよ。

顎に添えた指先でつくしの向きを俺に向けるように角度を動かす。

「だから落着けないんだって・・・」

塞いだ唇からは何も聞こえたなくなった。

拍手コメント返礼

nene

なんだかんだと言っても嬉しいですよね。

旅行ですよ。

司がつくしを連れて行くんだからすべて豪華尽くしだろうしな。

お金に糸目を付けない旅行を満喫したいのは夢だなぁ。

二人っきりですごせるのか!

それはどうでしょう?(^_-)