迷うひつじを惑わすオオカミ 番外編のおまけ3
T3とつくしちゃん。
次はF3に報告する舞い上がった司をおねがしいます。
うわ~そう来ましたか。
総二郎とあきらはいろいろ突っ込んで次回のレクチャーを丁寧に!
なんてやってないかな~
類は「聞かなくていい」って態度で終始無視しそうですけどね。
ご想像で楽しんでいただけると私の手間が省けるんですが・・・(^_^;)
続くかどうかは私の気分次第ということでお許しくださいませ~。
盛り上げていただける拍手とコメントお待ちしてます。
塚原さんも見たいって要望が結構あるのがすごいなぁといまさらながらこの人気にびっくりしちゃってます。
どこで出演させましょう♪
*sayu様のブログとのご連絡の件
掲示板にてご連絡いただいてますので御紹介を希望された方はそちらで確認をお願いします。
ジャズの流れたカウンター席が並ぶだけの静かなショットバー。
初老の男性がくゆらせる葉巻の匂いを嗅ぎながらウイスキーの入ったグラスを傾ける。
一仕事終わった後の充実感。
今頃坊ちゃんはつくし様と一緒だろうか。
「セミナーに俺も参加する」
この一言から始まった昨日までの準備期間。
完全にするには時間が足らず楓様に連絡するしかなかったのは失態。
会長があんなに楽しそうにノッてくださったのは想像以上。
いかににも警備と思わせる人選を避け木崎という人材を探し当てられたのは私の情報網では無理。
自分の代表としての責務を忘れない態度、ほどほどの嫉妬を抑え込んだ自制心。
坊ちゃんもやればできるじゃないですか。
つくし様の立場を考えて目立たない行動。
秘書課に実習というくだりから崩壊することは想定内。
つくし様が執務室に入ったあたりからいつ代表が崩れても大丈夫なように必要最低限の社員しか最上階にはいない様に仕事を手配。
今日の出来事を知ってるのは少数に抑えてある。
今回は代表じゃなくつくし様の大胆発言・・・
「噂を広げろ」言い出しそうな代表の舞い上がった顔が浮かぶ状況。
嫉妬は人を変える。
いえいえ、ここは恋は人を変えるとでも変換しておきましょう。
代表の独りよがりとはまた違った思い込みの激しい塚原真実。
彼女に感謝の言葉でも与えるべきかもしれません。
陰の功労者・・・
さすがに道明寺グループに迎えるのは遠慮したタイプ。
久し振りに今日は笑った気がしました。
「西田」
空いた席にスッと座ったのは楓様。
「いいのよ。楽にしてちょうだい」
立ち上がろうとした私の動きを手で抑え込むように合図されて席に浮かせた腰を戻す。
「よく、ここがお分かりになりましたね」
「昔からそうでしょう?」
「仕事がうまくいくとあなたはここで一人で祝杯を挙げるの」
カクテルの名まえをバーテンダーに告げて楓様が控えめな笑みを浮かべる。
何時もの冷淡な微笑とはまた違った柔らかさを見せる微笑。
「今回はお騒がせしました」
「あなたから連絡をもらった時はあの子がバカやらなきゃいいと思ったけど、少しは成長を見せたわね」
「会長にそう言っていただけると・・・」
「つくしさん・・・」
「司の側にいてもらった方がいいのかしら?」
「どうでしょうか・・・・」
グラスをキュッとふき取る慣れた手つきのバーテンダー。
その仕草を見ながらつぶやく。
つくし様が側にいた方がきっと坊ちゃんの心は穏やかでいられるはず。
人当たりのいいつくし様の側による男性社員に嫉妬の害が及ぶのを防ぐ気遣いが必要でなければ・・・
私も楽なのですが。
二杯目の酒を飲みほして外に出る。
久々に楓様と肩を並べて降りた階段。
迎えの車に乗り込む楓様を見送って私も家路につく。
「ちょっと、今日はとことん付き合うって言ったでしょ。
責任とって朝まで付き合ってくれるっていたじゃないの~」
「真実ちゃん、もう飲み過ぎだよ~」
塚原真実・・・
その塚原より背の低い気の小さそうな男性と一緒に目の前を通り過ぎる。
普通なら立ち直れないほどの醜態。
図太い。
チラリと一瞬私を見た様な動き。
気が付いただろうか?
立ち止まることもなくそのまま二人は街のネオンの中に消えていく。
「西田、今年のセミナーはどうなってる」
この一言から始まった一連の事件。
これからつくし様の大胆発言。
「いい! 耳をよ~くかっぽじって聞きなさいよね!
道明寺は始めから、あたしの男なのよ!
誰にも渡たすつもりもないし、この男の初めても、あたしなの!
わかったら、とっとと出てけ~! 」
この叫びに繋がるとは・・・
付き合って感化されたのは坊ちゃんだけでは無かったらしい。
明日もきっと道明寺HD最上階執務室には爽やかな風が吹くことだろう。
これから先もきっと平和だ。
拍手コメント返礼
still・・・ 様
つくしの失態を喜ぶ司。
今からもありそうですよね。
塚原さん本人も思わぬところで自分の株が上がってるとは思いもしないでしょうね。
メガネちゃん様
何時も影で二人を見守る西田さん。
今回はここに楓様も加わって~♪
こんな二人を場面を演出してみました。
二人が酒を交わすってそうそうあるものじゃないですよね。
この日のつかつくの熱い夜までは西田さん想定内かな?
坊ちゃんにお休みあげて~
みわちゃん様
西田さんと楓さんの見守る雰囲気が垣間見れたおまけとなったと思ってます。
たぶん楓さんのこの優しさを見せる相手って西田さんだけなのかな?
お酒に付きあわされたのは誰?
青池和也君だったらまた別なお話が出来そうなんですけどね。
かよぴよ様
鉄の女を変えたのもつくしちゃんなんですよね。
そして西田さんの存在が大きくなるぅ~
ゆみん 様
>西田さんに一言
☆☆☆『お疲れ様でした!司くんより長生きしてください♪』
うんうん確かに(爆)
うさこ 様
シュットバーでのカウンターで一人静かに酒を楽しむ西田さん。
似合いそうで~
一度こんな場面書きたかったんです。
惚れちゃいそう西田さんもたまにはいいかも
なる様
今回は本当に保護者ですね。
大人の雰囲気で二人でお酒を楽しんでるんだろうなぁ。
まわりには誰もいなかったりして・・・(^_^;)
店のドアの前ではSP待機とか
かえまま様
加賀さんのイメージって分りますよね。
もう私の中でも固定されちゃってますよ。
akko 様
F3に報告といより聞き出されるんでしょうね。
台風の影響少しでてます。
今日は家でのんびりかな~。
Gods & Death 様
塚原さんの最後・・・・
実は一緒に付きあわされた男子が和也君だったら、話が出来るかな?
なんて妄想がちらほらしちゃってます。
西田さんと楓さんが二人でしみじみと司の事を語りあう。
なんて素敵な場面だと思うのです。
二度とないだろうなぁ。
ミイ様
お久しぶりです。
迷える何度も読み直しありがとうございます。
まだまだネタがありそうなシリーズなんですよね。
終りだと思いつつ終わらせたくないというのが本音でしょうか。
これからもよろしくお願いします。