はぴまり JOYFUL 15

5周年♪

この話も更新しなければ!

滅多に更新しないのに待っていてくださる方多いんです。

感謝!

俺様な北斗は司とは違った魅力がありますからね。

千和にもつくしとはまた違ったかわいらしさがあります。

どこか共通するところがある二組のカップル。

現実に近いのははぴまりの方なのかな。

いつか、ドラマでみたいんですよね。

あんなに映画やドラマの原作になってるコミックが多いのに!

100万部突破してるコミックなんだから取り上げて欲しい!

出来ればJと真央ちゃんでお願いしたい。

話題騒然間違いないでしょうけど無理だろうな・・・(^_^;)

*

「お疲れ様です」

カチャカチャとキーを叩く音が響くオフィスには似合わない明るい声。

訪問者を送り出すため開けたドアから柔らかな空気が流れ込む。

「御待ちですよ」

秘書のチラリと俺に向けた顔がクスッと笑みを漏らす。

待ってねェよ。

舌打した俺はさっきまでの商談者へと千和から視線を戻した。

「その流れでお願いします」

握手を交わした相手が一瞬怪訝そうな表情を浮かべる。

緊張の解けかけた頬を素早く引き締める。

たくッ。

時間通りに来るんじゃねェよ。

少しを俺を待たせるとかできないものか。

それなら俺も「遅い」と渋い表情を作れるはずだ。

「早いな」

「時間通りだけど」

チラリと壁にかかった時計を見つめながら微笑を浮かべる千和

その腕に抱かれた茉優は機嫌のいい顔を俺に向ける。

「もう、すっかりパパっ子なんだよね」

俺に茉優を預けた千和の方が茉優よりも嬉しそうな表情を見せる。

会社では総責任者の威厳を崩すつもりはねェぞ。

「今日はこのまま帰るから」

何時もより低めの声で秘書に告げて千和の背中を押す。

「行ってらっしゃいませ」

秘書の声に笑みが交じってるのが分る。

俺の評価が下がったらお前のせいだぞ。

まあ、バレバレだけどな。

待ち合わせの場所は今度から会社以外にした方がよさそうだ。

それでも子供を見せたいとか自慢したいとか俺も普通の親並みの感情をってしまってる。

デスクの上に飾られた写真は直ぐに真新しい撮られた写真にすぐにかわる。

茉優の成長の早さにあわせてそのサイクルも早い。

千和に出会う前の俺が今の俺の見たらきっと鼻で笑われるな。

今の自分が結構気に入ってる。

あの頃の自分に戻る俺は想像できない。

3人で街並みを歩いて、見て回るのは子供のものばかり。

ベビー服に玩具の店。

選んでいた基準が似合うセンスから喜ぶ表情を見せる基準に変わってる。

「すぐ着れなくなるんだから。安いのでいいの」

「俺の娘だぞ」

「動きやすくて洗濯し易い物が一番だって」

俺に茉優を抱かせたままセールの張り紙の付いたワゴンの中に走り込む千和

「これ、似合わないかな」

両手で広げた小さなシャツ。

セール品なんて俺の娘に着せるんじゃねぇよ。

不満は渋々心の奥に消えていく。

クスぐったくなる感情を呼び起こす千和の笑顔。

好きなだけ買えよ。

帰ったら帰ったで30%オフとか50%オフとか眺めて飽きることなくしゃべるんだろうしな。

それより、さっきから見られてる。

まだ日が沈むまでは時間のある昼下がり。

サラリーマンがいる時間にしては早い時間。

スーツ姿の俺が赤ん坊を抱っこして邪魔にならねェとこでバーゲン品に群がる女性たちを眺めてる。

どう見ても場違いだろ。

茉優を抱いてなきゃどう見られるのか。

抱いていても気まずい。

チラリと見られて囁きながらクスッと笑われることには慣れてねぇんだよ。

結婚したい独身社長。

雑誌の特集に取り上げられたのはそんなに前じゃねぇのにな。

「お待たせ」

息を切らせた千和の腕には戦利品。

「二度と付き合わねェからな」

「え?どうかした?」

スタスタとその場を離れる様に大股で歩く俺。

なんも気が付いてない能天気な顔は俺の腕にまとわりつく。

「茉優を抱いているのにさ、カッコいいとか言われちゃってるんだもん」

拗ねる表情が俺から茉優を取り上げる。

「本当に、目立つんだから」

俺が悪いみたいに責めるんじゃねェよ。

「親子以外には見えねェよ」

千和の腰に回す腕が二人を抱き寄せる。

「離れんなよな」

耳元をかすめるように近づける唇。

見る間に染まる頬は相変らずの初心な反応。

クスッと笑った唇が悪戯なキスを軽く俺に返した。

拍手コメント返礼

ゆきこ様

花男を読みに来てはぴまりに興味を持たれた方嬉しいくらいに多いんですよね。

書き始めたのが連載中で、そろそろ終わりのカウントダウンを始めた頃だったんですよね。

この二人の場合は落ち着いた結婚生活を送っちゃてそうですからつかつくみたいに事件は起きないだろうなぁ~

離婚の危機と一人であたふたしてる千和を想像するなんてお話は出来るのかな?

大人の余裕のスパイスは北斗とあきらきゅんでしょうか~

ゆきこ様~♡

akko

リクにお応えすることが出来たでしょうか?

男前の旦那様が子供をあやしてると魅入っちゃいそうっですよね。

ドラマ化どうなんでしょうね。

小学館のコミック意外とドラマされちゃってるんだけどなぁ~

でも配役が好みじゃないとがっくりくる気がしますけどね。

とんちゃん 様

すいません~とありがとうございます~の言葉しか言いようがありません(^_^;)

本当になかなか更新できないんですけどね。

短編だけで細々と続けてる感じですが、ただいま連載の構想を準備してるところでございます。

楽しんでもらえる大人な雰囲気の新連載が発信できるまでもうしばらくお待ちいただけたらと思ってます。

b-moka

久々に書いた千和と北斗。

やっぱり好きだなぁと思ってしまいます。

北斗は千和に対してドS発揮してますからね。

そこがまたいいのかなぁ。

今度は思い切りドSの北斗をお届けします。(笑)