☆恋人はSecurity Police 22+α
浴室から追い出されて笑ってる俺。
真赤な顔して焦るあいつがすげー可愛いくて、もっといろんな表情が見たくてしょうがない。
いま、浴室はあいつはどんな表情を浮かべてるのだろ。
そう想像するだけで自然と口元がほころんでくる。
俺の開いた胸元から腕を抜き取ってスルリと足元に脱げ落ちる作業着。
俺の手で脱がせたら胸元を腕で隠して「見ちゃやだ」って上目使いで俺を見つめる牧野とか?
想像したらやべっ。
自分がいない浴室が無性に気になってきた。
3日前に初めて抱いたあいつの柔肌の感触。
俺が触れるたびに小さく開いた唇から零れる甘い吐息。
それをすべて逃がしたくなくて重ねた口づけ。
硬い蕾を丹念に慎重に柔らかく開かせた指先。
ギュゥと締めつけて拒絶する様な狭い肉襞が俺が初めてだって教えてくれた。
寝ても覚めてもそいつの事ばかり考えてる俺ってお前に会うまでは全く想像できなかったんだぞ。
他人がどう思われるかなだなんて、どうでもよかった俺がおまえに嫌われることが怖くて気になってしょうがねェ。
嫌われてないって分る幸福感あるんだな。
俺、
今、
自分が信じられない世界にいるって気がする。
俺を夢中にさせる女がいるってこと信じられねェよ。
背中を押されるわずかな振動。
それは浴室のドアが開いたリアルな瞬間。
風呂から上がるの早くねェか?
「あのさ・・・」
振り向いた目の前には作業着姿のままの牧野。
「これ・・・」
目の前に差し出された腕には俺の巻きつけたタイがそのまま。
その結び目がやけに怪しくて艶。
「解いてくれないかな・・・」
うつ向いたままの牧野は目を合わせないままにその手首を俺のまえに差し出す。
「このまま、俺が押倒すとか考えないのか?」
ビクンとわずかに目の前から引いた手首を思い直したようにグイと目の前に再度牧野が付きだしてきた。
「嫌な訳じゃないから・・・
少しだけ心の準備・・・させてよ」
その言葉に誘われるように動いた俺の指先は自然と結び目を緩めてしまってる。
言いなりになってる自分も楽しめるものなんだな。
お前の頼みなら何でも聞いてやる。
そんな自分に驚きだ。
ガチャッと再度閉められた浴室。
牧野で出てくるまでの時間が無性に長く感じられた。
続きからは大人な表現を使用してます。
年令に満たない方、興味がない方はスルーでお願いします。
何時もより念密に洗って、いつもの倍は湯船に浸かってる。
のぼせない前に出なっくっちゃ。
そう思う前からのぼせてきちゃいそう。
そんなにあいつを待たせるわけにもいかないし・・・
ヨシ!
なにがヨシなんだか・・・
ドキドキするのは湯船から出て浴室のドアに手をかけた時には頂点に達してた。
あっ・・・
着がえが・・・ない。
このままタオルをまいたままだと誘ってるように思われちゃうよ。
目に付いたのは脱衣所になぜか置かれていた男物のワイシャツ。
私の作業着よりは綺麗だろうしたぶん道明寺のだよね・・・。
ワイシャツの袖に通した腕はすっぽりと包まれて二つ折り位にしなきゃ手首が見えない長さ。
裾もすっぽりと私の太ももまで隠してる。
ふんわりと鼻先をくすぐったのは男性のコロンの香。
道明寺に包まれてるみたいで、私を抱き寄せる道明寺の腕の温もりを思い出させる。
音を立てない様に細心の注意でリビングにに出た。
そこに道明寺の姿があるわけはなく、きっと寝室だと思うとまた心臓が大きく跳ねる。
ゆっくりと足を運ぶ私の目の前にベットの端に腰を下ろしてる道明寺が見えた。
じっとわたしを見つめる道明寺の瞳。
熱を帯びた瞳が一瞬大きく見開いた気がした。
「あの・・・ごめん。
着るものがなかったから借りちゃった」
延びてきた腕は簡単に私を掴んで引き寄せる。
「エロい」
耳元で囁く道明寺の声の方がエロいよ。
「待ちくたびれた」
そうは思えない力強さで道明寺の膝の上に横向きに坐らせた私。
道明寺の手の平が私の顎を掴んで力まかせに横に向けていきなりのキス。
「・・・っ・・・んっ・・・」
唇を重ねるだけの優しいキスは一気に通り越して柔らかな舌を情熱的に絡め取られて息すら思うようにできない。
息を継ごうとしてもそれも許さない舌先は執ように私の口内を貪る。
それは待たせた罰だと言う様にけして私を逃がしてはくれなかった。
自信に満ちた大人のキスにたちまち身体が熱く火照り意識が何処かおきざりにされそうだ。
道明寺の舌に獰猛に迫られてつい甘い声が漏れてしまう。
自分の声が自分じゃないようで道明寺に甘えてもっとと強請ってるみたいで恥かしさに消えてしまいたくなる。
繰り返すキスの合間に道明寺の手の平はシャツ越しに私の胸を掴んできた。
激しく揉みしだく指の動きに煽られるように狂おしく甘い疼きが胸に走る。
ここから先に進む行為は経験済みないのに、まだ慣れてなくって・・・
夜の闇にまぎれるにしても耐えがたいほどの恥ずかしさが意識の中に僅かに残ってる。
少し想像しただけで全身を支配する羞恥。
それなのに道明寺から触れれると拒めなくて・・・
逆に期待してる淫らな自分が道明寺によって教え込まれていくようで怖い。
「触っちゃ・・・ダメ」
いつの間にか露わにされた胸の頂を道明寺に咥えられて、舐められて、ざらついた舌の感触が私を攻める。
「素直に感じた方が楽だぞ」
道明寺に荒ぶる吐息がのまま胸元をなぞる。
ベッドに押し倒された私に跨った道明寺が自分のシャツを脱ぎ捨てるのが見えた。
その瞬間得体のしれない興奮に眩暈さえ覚えそうだ。
「あっ・・・」
滑らかな指先の動きを柔らかな唇が後をなぞる。
道明寺に触れられた沸き起こる甘い悦楽に溺れてしまいそうになる。
興奮が瞬く間に加速して身体のすべてを支配されていくようで震えが止まらない。
下着の外まで甘い蜜が濡れだして濡らしているのが自分でも分かる。
道明寺にそれを知られたくないのに道明寺が指先を下肢の間にすべ入りこませてきた。
指先から逃れようとしても下着の脇から簡単に道明寺の侵入を許してしまってる。
「・・・っ・・・やっ」
鋭い快感は直ぐに身体の中央を走り抜けて簡単に道明寺に捉まってしまってる。
甲高い艶やかな声は道明寺の指の刺激に合せるように口から零れて止め様がない。
下腹部の奥にあたえられる部弱な振動。
感度の塊と化した胸の先端を同時に刺激されて、舌先の愛撫を受け入れれば受け入れるほど乱されていく。
熱く濡れそぼった最奥に侵入してくる指の生々しい感触。
粘着質な水音がして膣内を刺激する。
乱れれば乱れるほど道明寺の責めはいっそう激しさを増して刺激を与えられる。
道明寺が私を抱きしめると片足を抱えて私の腰に自らの腰を押しつけてきた。
「ああっっ」
硬く雄々しい塊の挿入に切なげなうめき声が漏れる。
まだ怖いという気持ちはあるのに下腹部の奥が激しく蠢いて道明寺のそれを受け止めてしまってる。
ゆっくりと奥に押し進める道明寺の苦悩を滲ませた表情が私の胸の奥を慟く。
こんなにも待つすぐに自分を欲されたことなんて今までになくて・・・
権力、財力を欲しいままのすべてをてに入れてるはずの道明寺が・・・
耳に残る様な心地いい甘い言葉で操ることもなく、ただ私を好きだと言う率直な気持ちだけをぶつけられて・・・
抱かれることでそれが真実だと打ち付けられるようで・・・
一緒にいたいって思えるようになって・・・
道明寺のことを信じたいって思う。
3日前に初めて道明寺を受け入れた瞬間。
濡れた入り口に肉杭が食い込んできた瞬間に、どうしようもなく愛しくて、詰まらせた声。
今は好きだって言葉を発しそうになっている。
どれだけ抗ってもきっと道明寺とはこうなる運命だったんだだって思えてくる。
身体が中央で割かれてしまう様な痛みと熱さを感じたのは遠い事だったと思えるくらいに今の私は道明寺の動きに応えてる。
「・・つ・・・どうみょうじっ・・・」
「もっと・・・奥っ・・・」
「俺にしがみ付いて・・・離すな」
乱れる道明寺の息の下で私たちはこれ以上にないくらいに密に重なった。
今年第一弾!
いかがだったでしょうか?
いや~この物語の司君チェリーじゃなくて総ちゃんとあきらくんに負けないくらいの経験値ありそうなんですけど・・・(^_^;)
いいのかな?(笑)
拍手コメント返礼
メガネちゃん 様
待てずに読んじゃってコメントまで!
ありがとうございます。
まさかの「奥」
つくしちゃんがこんなおねだりしちゃうなんて司君どこで覚えちゃったのよ~
というツッコミはご容赦をお願いします。
みわちゃん 様
こっちの二人はどちらも・・・
いつもと違う味♪
たぶんうちじゃ滅多にお目にかかれないはずです。
ゆみん 様
今回の坊ちゃんは一味違うんです。
それは私一人で書いてるわけじゃないってことも影響してるかと思います。
なんせ松茸をポイ捨てされてますからね。(笑)
まだまだこんなものじゃないと尻を叩かれているとかいないとかぁ~
うさこ 様
まった甲斐があるとは嬉しいお言葉。
今回のテクは司君どこで習得?
そっちが気になったりして・・・(^_^;)
なる 様
相性は経験を超えて♪
うんうんそうかも~
ゆきこ様
一発目♪一発目♪
言葉にしては歌えない一発目♪
何とかイケたぁぁぁ。
本当に司はイッたのだろうか・・・(笑)
このまま司にはつくしちゃん専用の個人授業をがんばってもらいましょう♪