Virtual Game は恋の鞘当て 7

アプリはどうなった?

本物のつくしを捉えたらバーチャルなつくしが勝てるわけはないかぁ・・・

そんなお話になりそう(^_^;)

でもアプリの攻略勝利のレアな写真見たいんじゃないの?

「生れたままのつくしの姿なんて見飽きてる」

言っちゃだめよ~~~~~~~。

「私からシテって言わなきゃ襲わないんでしょう」

ベッドの端っこで身体を小さく丸めてる牧野。

未だに下着はつけてるのに丸め込んで膝を抱える姿は裸体にしか見えない。

ブラの肩ひもが滑り落ちて緩んでるす姿にドキッと心臓が胸を打つ。

息を乱だして口元から漏れる吐息はピンク色に染まって見えるから不思議だ。

ほんのりと色ずく肌が上気して首筋には俺が触れて吸った痕が残る。

「今、シテって言ったよな?」

「言ったんじゃなくって確認しただけ!」

「いや・・・・言った」

これ以上逃げ場のない牧野。

追いつめた野獣は爪を研ぐ。

そんなわけねェじゃん。

やさしく本気で愛を語りたいってやつだ。

「そんなに俺がイヤか・・・」

答えは分りきってるのにこいつの口から言わせたい言葉。

「いやなわけないでしょう・・・」

そう言ってますます防御する様に身体を丸め込む。

胸を隠す仕草さ。

それが本能を刺激する。

襲ってっ誘われてるように感じるんだぞ。

夜はまだ長い。

牧野との距離をじわじわとつめるように膝を進める。

牧野の側に到達するのにそんなに時間はかからない。

息がかかるほどの距離で牧野はギュッと瞳を閉じて抵抗を見せる様に顎を後ろに少し引いた。

額に落とす唇。

身体を牧野に近付ける動作が俺の掌を牧野の掌に重ね合わせた。

俺の手の下で牧野の指先がキュッとシーツを掴むように動く。

「お前はがしてくれるんじゃねェの?」

「だから、マッサージだってば」

「十分ほぐれた」

俺を見つめる瞳は潤んで熱を帯びる様に輝く。

上目使いでみつめられて欲情しない男がいるわけねェだろう。

抱きたくなるに決まってる。

動く俺の身体はそのまま牧野をベッドの上に押し倒して身体を重ねる。

昼間はアプリをこいつに見つけられて怒って飛びだして、その数時間後は俺の下にこいつがいることなんて想像できなかった。

しばらく会わないって宣言されるパターンは良くあるからな。

「ねぇ・・・・道明寺・・・」

「なんだ?」

甘えるように強請る声。

本当に牧野の口からシテって言葉が聞けるんじゃないかと思える雰囲気に身体中の熱が逆流しそうだ。

牧野の両腕が俺の背中に回って抱きしめる。

襟元に押しつけられた唇。

ドキ・・・

ドキッ・・・

牧野の唇の柔らかさが俺の耳たぶを噛むように捉えた。

言葉なんて待ってられるか!

「今日は車さ、ずっとこうして抱き締めていてほしい・・・」

体重をかけようとした瞬間牧野の腕は背中から首筋にまきついて俺をできしめる。

抱き締めてって・・・

抱き締めてるだけか?

エッチなし?

「いつもさ、直ぐ道明寺になにも考えられなくされちゃうから、たまにはさいいかなって・・・

道明寺の腕の中ってすごく気持ちいんだよね」

俺の気持ちよさはお前の中にあるんだけど・・・

牧野の腕を解いて身体から離せばそのまま胸元に滑り込んで頬を寄せる。

うっとりとした表情はそのまま眠いと呟いた。

え?

こいつ・・・

これで寝れるのかよ!

「なんだか、今日は疲れちゃった・・・」

スースーって・・・

今日はお前アルコールもなんも睡魔を誘うようなもん飲んでねェだろうがぁぁぁぁ。

牧野の枕元に転がったオイルのビン。

安眠を誘います。

効果抜群!朝までぐっすり!の効用書き。

お前に効いてどうすんだ!

思い切り瓶を床に投げつけた。

クソッ!

あいつら!

これはなんの仕返しだッ!

拍手コメント返礼

なる 様

>甘々突入かと思いきや 司+読者生殺しパターン!?

言われちゃったな♪

久々のこのパターン忘れていたでしょう?

私もすっかり忘れてました。

最近イチャコラさせすぎてましたからね。(笑)

次はきっとあるぅ~

Gods & Death 様

今回はいろいろ違った一面を引き出して♪

遊んでおります。

で~最後は司君が耐える?

miho様

我慢して最後で食べると味は格別なはず。

このまま可愛い坊ちゃんで進むこともありかな・・・(^_^;)

ゆきこ 様

何時もならこのままいっちゃうのよね。

スッカリドS倶楽部の影がねぇ、なくなったと思っていたのについこっちをえらんじゃいました。

私のせいじゃないのよ~

暴走列車に飛び乗っちゃった乗車客がすごいの~

また列車の中のトークを楽しみにしてます。

こうしてなまころがしの坊ちゃんは作られてる・・・。

オイルの没収はしょうがないかなぁ。(笑)