復活LOVE 3

このお話に絡んでくるSP相葉恋物語は随分前に某所のトークで盛り上がったものがもとになっています。

思い返せば千葉君と同僚灰原さんの恋の行方から、

なぜか相葉さんのバツイチの妄想に流れたんですよね。← このお話はどこだ?

花男サークルただいま会員7名。

千葉君と灰原さんどうなった?

なんて忘れたお話をぶっこんでくるこのトーク会場。

ただいま相葉さんの復活LOVE妄想で盛りあがり中。

「お前らうるせーぞ」

ここは動物園か!

ソファーの上をひっきりなしに上って降りて、そして飛んで楽しんでるガキ二人。

つーか、一人は俺の愛してやまない妻。

俺の声に反応することなく逃げ回る諒をつくしが追いかける。

外でやれ!

言いかけた口元がフッと緩む。

無邪気に楽しんでるつくしの表情をもっと見たいと俺も楽しんでる。

西田には誰もいれるな、取り次ぐなと連絡を入れた。

つくしが執務室にいる間は西田のやつも仕事が滞ることはわかってるって思う。

「捕まえた」

「やだ~」

やだといいながらほっこりしてる表情を浮かべる諒。

かがみ腰で諒をすっぽりと包みこむつくし。

胸元に諒の顔を押しつけるように抱きこんでる。

「気持ちいい」

あのガキ!

わざとスリスリしてんじゃねーよ。

そこ俺のだぞ。

勢いよく立ち上がった拍子に椅子が壁にあたってガチャンと派手な音を立てた。

一斉に二人の視線が俺に向く。

そしてまた諒は顔を隠すようにつくしの胸元へ。

「いい加減に離れろ」

諒の首根っこを掴んで片手で吊り上げる。

「小さい子に何するのよ!」

「小さくても男は男だ。

俺のを触らせんじゃねぇよ」

無遠慮に見つめる俺の視線で気が付いたようつくしが胸元を隠した。

「エッチ」

やっと聞き取れるくらいの消え入りそうな声。

「なぁ、その特典何歳までだ?」

もち俺は年齢制限に時間制限なしだけどな。

「あのね。小学生まで決まってるでしょう!

道明寺みたいにいやらしい目で見ないし」

やらしいとかやらしくないとかそんな問題じゃねぇ。

警戒しろつーの。

小さくても男は本能つーもんがあるんだぞ。

だから俺は年齢に関係なくお前に懐く男は排除したくなる。

嫉妬だけじゃねぇからな。

「俺がいつやらしい目で見たよ。俺は純粋にお前が欲しいだけだだろうが」

「あのねッ!」

慌てて焦った諒を気にしながら俺に近づいて両手の手のひらで俺の口元を押さえこんだ。

どうせなら胸元で抑え込まれたい。

しかし・・・

相葉のやついつまでガキの面倒を俺に見せる気だ。

仮にもここは道明寺HD代表の執務室。

子供が出入りできる部屋じゃない。

俺が執務室にいる間はあいつらに大した仕事はねぇだろうがぁ!

千葉と一緒に隣の部屋で待機してるだけじゃねぇのかよ。

「ムッとしないでよ」

「してねぇよ」

つくしの手首を掴んで口元からはがす。

「機嫌悪いもん」

そりゃ悪くもなるだろうが・・・

相葉の変化も気になるが、せっかくのお前との時間を邪魔されてるしな。

実際どっちが大事かって聞かれたら俺はなんの迷いもなくお前との時間を優先するぞ。

つくしの腕を離すのを忘れたように握りしめたまま見つめ合う俺たち。

互いの瞳の中にはただ一人しか映っていない。

無造作に響いたノックにつくしが飛びあがって俺から離れた。

「誰だ!」

不機嫌な怒鳴り声は隠しようがない。

「相葉です。

迎えと連絡が取れました。

1Fエントランスで待ってますから連れていきます」

「迎えって誰?」

興味津々の表情でつくしは相葉に迫る。

「誰って、諒の母親ですが・・・」

相葉の表情に浮かぶ戸惑い。

そして必要以上に相葉の顔が赤く染まった。

別れた女を想う様子じゃねぇぞ。

「相葉さん、仕事中だから私が連れていってもいい?」

「よろしいのですか?」

相葉!

簡単に了承すんじゃねぇよ。

「なら俺も・・・」

言いかけた目の前に姿を見せた西田。

西田の手元から俺の目の前に置かれたいくつかの書類。

仕事を持ってくる都合の良さ。

西田のやつ・・・

絶対にの展開を読んでたな。

「それじゃ、道明寺は仕事を頑張ってね」

浮かれた調子でにっこりとつくしが微笑んだ。

「西田」

「なにか?」

「あいつの用事が済んだら、速攻で俺のもとに連れて来い。

そうじゃねぇと仕事放棄するからな」

「・・・。

わかりました」

無表情のまま下げた頭がそのままくるっと回って俺に背中を見せる。

言いたことあれば言えッ!

いや・・・

西田の場合・・・

俺が言われたくもねぇことずけずけと的確にぶち込んでくる。

言わなくていいわ。

デスクに戻って、書類に不機嫌のままの視線を落とした。

拍手コメント返礼

スリーシスターズ 様

つくしのことになると大人になり切れない司君。

実は好物です。

たぶんお分かりですよね?(笑)

>子供にも嫉妬する司くんはもう私の笑いのツボにどんぴしゃではまります!

共感していただけるからもっと書いちゃうこの悪循環。

うちの小説がシリアス路線で最後まで書きあがらないのはたぶんこの影響があるからです。(なんてね♪)

おっ!

ファイナルまでいきますか?

それはなかなか見終われませんね。