☆クリスマスなんて大嫌い おまけの話

今年最後となるのかPW付のお話。

久々なのでドキドキしております。

そういえば今回お邪魔虫登場してない・・・(;^ω^)

 *

首筋を伝うキス。

「んっ・・・」

ピクリとふるえながら何かに耐えるように柔肌が赤く色づきながら牧野が見せる羞恥。

指先は胸元のボタンを外して細い鎖骨のラインに触れる。

「おい、なんの真似だ?」

「えっ?」

閉じていた瞳がぱっちりと開いて俺を見つめる。

「あっ・・・」

牧野の視線は俺を拒むように胸を押し上げるように押し当てた自分の腕に止まった。

「わざとじゃなくて・・・

自然に出ちゃったっていうか・・・」

真っ赤になった表情はこれ以上俺と目が合わせららないというように横に動く。

「イヤなわけけねょな?」

目をそらした牧野が不服。

意地悪く言葉を放ちながら「嫌いじゃない」とこいつの声で言わせたい。

顎を持ちあげた強引に俺のほうに向かせてる。

「道明寺・・・」戸惑った表情と一瞬考え込む表情が混じりあう。

早く言えよ。

キライじゃないと・・・

「道明寺のこと嫌いだと思ったことはあるけど嫌だとか思ったことはないから」

キライとイヤはどう違う?

漢字は一緒だぞ。

飽きさせねぇつーか意表突きすぎ。

「ひゃーっ」

ぺろりと舐めた鼻先を軽く唇で噛む。

何するのと非難気味に見つめる瞳はうるうると潤みを浮かべてる。

「ここソファーだし・・・」

「別に問題なく出来る」

「できるって・・・・」

曲がったまま俺の胸に押しあてられていた腕が一気にグンと俺を押し上げるように伸びる。

「シャワー・・・

シャワー浴びさせてッ」

「一緒に入るか?」

「一人がいい」

しかめつらで叫んで俺の下から這い出した牧野。

「牧野、風呂場そっちじゃなく左側」

逃げるように脱衣所に飛び込んでバタンと大きな音を立ててドアが閉まる。

今にも牧野の身体の線に沿って流れ落ちるシャワーの音が聞こえてきそうだ。

一緒にシャワーを浴びるよりそんな妄想で待つのも悪くない。

なんかやばくなってきた。

自分の妄想する牧野に煽られすぎるクリスマス。

あいつに会う前からどうにかなりそうだ。

空のグラスに入れる氷、その中に注ぐ琥珀色の原酒。

ロックの酒のアルコールの熱さが口の中から喉を刺激して胃の中に納まる。

「出たよ」

湯気の立つ身体を隠すのは糊付けされた俺のワイシャツ。

シャツの下からわずかに見える太もも。

「着るものなかったから借りたんだけど・・・ダメ?」

「ダメじゃねぇよ」

俺に見られてることを認識したように牧野が両手でシャツの裾をもじもじとした仕草で引っ張る。

「シャワー浴びてくる」

ここで飛びつきたい衝動を押さえるように逃げ出した。

今夜の牧野・・・

可愛すぎてやべっ・・・。

続きからは大人な表現を使用してます。

興味のない方、18歳以下で年齢に満たない方は引き返してくださいね。

観覧された後の苦情はご遠慮ください。

自己責任でよろしくお願いいたします。

「あっ・・・」

濡れた道明寺の髪が身体の上を何度もなぞる。

唇の熱さを追うように幾度と繰り返された後に私の名を呼んだ唇が私の唇をとらえた。

クチュッと粘液質の音が口内に響く。

「んっ」

「俺のキスに答えるようにキスを返すようになったよな」

キスの途中で離れた唇はそう言ってにんまりと口角を上げる。

そんなこと言われたら・・・

もうキスを返すことできなくなりそうだよ。

戸惑ってる私を煽るように挑んできたのは道明寺。

さっきまでの私の反応を楽しんできた甘いキスとは違った貪るような口づけ。

舌を食べられるのかと思うくら強く吸い付いてきては離して吸い上げられる。

まだ・・・

キスだけなのに・・・

このままじゃもたないよ。

たらりと身体の奥から流れ出るのがわかる。

道明寺を欲しがる反応は歪めようがなくて、素直に反応しちゃってる。

焦らすように私の身体をなぞる指先。

頬や唇、首筋へと肌を這う唇。

キスされたところから火が点るように熱を持つ。

「あ・・・んっ」

乳房を丹念にもまれ指先が乳首を弾くように絡めてくる。

弄られるたびに甘い声はどうしようもなく唇を開く。

普段は意識もしない場所なのに道明寺に触れられるとそこは快楽を生むものに変わる。

道明寺から受ける刺激に子宮が疼いて愛液が流れ落ちて太ももまで流れ落ちてくるを自分でも止めようがない。

恥ずかしさにダメだと拒絶の声を上げても全く気にも留めてくれない道明寺はますます私を煽る。

「牧野・・・俺を握って」

道明寺に取られた手のひらはそのまま導かれるままに道明寺の誇張した自身を握らされる。

恐る恐る握りしめたものは固く熱い滾り。

「握っただけじゃダメだ」

私の手のひらを道明寺が包みこんだまま私に教えるように上下に動く。

「嘘っ・・・」

私の手の中でピクリと道明寺が大きくなったのがわかった。

「もう・・・限界・・・

お前の中に入りたい」

合わせてきた身体。その中心に当てがわれた灼熱の塊。

一気に貫かれる感覚は胸を焦がすような切ない感情がつながったところから胸へとせり上がってくる。

最奥で感じる重量感。

さっきまで自分の手の中にあった道明寺を思いだす。

体内で感じる自分とは違う脈動。

ゆっくりと律動を繰り返す熱に煽られて身体の中が燃えるように熱い。

「あっ・・・・んっ・・・」

身体が甘く痺れて思わず動くと中に入る道明寺の存在を意識してしまい自然と声が漏れる。

キスの飴を降らせながら道明寺が動く。

私の中から抜け出ていき、抜けるギリギリのところで注送を繰り返して最奥を突く。

羞恥心なんていつの間にかなくって疼くような燃え立つ熱を道明寺にどうにかしてほしくて道明寺の背中にしがみつく。

媚肉が擦られれる感覚にゾクッとした怖さにもにた痺れを感じ、道明寺を中で感じるたびにはしたない声が漏れる。

さっきまで物足りなく感じていた疼きが満たされるのを感じて出入りする道明寺をしっかりと受け止めてる。

「道明寺・・・気持ちいい・・・」

呟いた途端に道明寺が中でドクンと脈打ちさらに大きさを増すのがわかった。

「俺も・・・」

私の腰を抱きなおした道明寺の動きが激しさを増す。

道明寺が低いうめき声を小さくもらして身体の奥で道明寺のはじけた熱を感じた。

まじかにある顔は満足したように微笑んでどちらかともなく自然と唇を寄せる。

「クリスマスのプレゼント・・・

なにを道明寺に上げればいいのかわからなくなった。

高価なものプレゼントされると本当に困るんだから」

「俺はこっちで十分だけどな」

ピンと道明寺の指先が私のあらわになってる胸の頂のはじく。

「バカッ」

「俺に嫉妬する牧野も見れたしな」

待ち合わせに来た道明寺に不機嫌な私を見せたことを今ここで持ち出すな。

「今年のクリスマスって最悪ッ!大っ嫌い!」

「大好きだろ?」

いつの間にか道明寺の腰の上にのせられた私の下で道明寺がにんまりと笑う。

「もう一回、しようか?」

やんわりと道明寺の手のひらが動いて私のお尻のあたりを彷徨いだしていた。