午前0時を過ぎるまで 1

今年もこの時期が来ました。

怒涛の記念日バージョンのお話。

いろいろ構成を考えいたら文春の突っ込みが~

えーーーー潤君二股ーーーーっ!!

信じたくないけど・・・

意気消沈。

誕生日の楽しいお話考えていたのに。

夢の中では謝罪会見(なんのだ?)からうって変わって婚約発表会に変わっていたんですけど(;^ω^)

どーなの~

まさか、このまま黙って騒ぎが収まるのを待つなんてことやらないですよね?

気分を変えてつかつくは幸せ満載でお届けします。

 *

「なにか、欲しいものあるか?」

「いらない・・・」

「はぁ、お前の誕生日だろうが」

うきうきとした司の表情が一気に不機嫌に変わる。

だって、ほしいものなんて本当にないもの。

大体道明寺邸の中でないものってないもの。

私たちが顔を付きだしてるこの部屋でローターの小さな音を立てながらお掃除ロボットが私たちの足元を通り過ぎた。

専門のお掃除業者が毎日入ってるのに必要ない代物。

時々このロボットの上に舞がぬいぐるみ乗せて遊んでるけど。

翼なんて自分が乗ろうとしていて止めたことは一度や二度じゃない。

絶対隠れて乗ってるって思う。

いつかは壊れると確信してる。

「あのね、いつも桁ずれの私の想像できないものぶっこんでくれるから司の誕生日のプレゼント本当に悩むんだからね」

ジュエリーや洋服にバックに靴。

値段の桁が違っても需要はできる。

もう、誕生日とか関係ない。

日本が誇る大企業、道明寺HPのトップの品格を彩るのに必要だとわかってるからそれはしょうがないと思う。

でもね、やっぱりこの値段だった1年は暮らせるとか家が建つとか思っちゃうんだよね。

「お前からのプレゼントなら、固くて食えない手作りのクッキーでも俺には特別なんだよ」

それは高校生の時につくった司の顔を作ったつもりの私の特性のクッキー。

あれが俺の初恋の味だと今でも言ってくれるピュアな司。

どう先立ちして司のプレゼントに対抗できるようなものが私に贈れるはずがないから、いつも司が喜びそうなものを考えるのに苦労してる。

「お前は黙って俺に貢がせとけばいいだよ。

お礼は身体で払ってくれればいいんだし」

さらりと卑猥な想像をしそうなことを平気で真昼間から口にする。

私は子供たちがいないかと周りを確認してホッと胸をなでおろす。

おっ!

私をくるりと回して引き寄せられた身体はすっぽりと道明寺の腕の中に吸い込まれた。

背中に感じるスーツ越しの逞しい胸元。

束縛するように肩越しから胸の前で交差してる両腕。

甘える仕草で肩が感じる司の顎のライン。

だからっ!

子供たちが来たら困るって。

「お前・・・」

「なに?」

燃え尽きちゃうような熱さを感じる身体の火照り。

慣れてるはずの司の感触がいつも以上に私を刺激してるみたいで心臓がさっきからバクバクと動いて、足に力が入らない。

子供たち・・・

来ったらやばいよ。

「熱・・・あんじゃねぇか?」

司の手のひらが私の額に触れる。

「熱・・・?」

自慢じゃないが熱を出したのは小学校以来記憶がない。

「なんか変だと思ったんだよ」

心配そうに私を覗き込む司の顔が二重に見えてきた。

「確かに、調子悪いかも・・・」

熱があると頭が把握したとたん本当にぐらぐらしてきた。

「何してるの?」

ツンツンと私の袖を引っ張ったのは長男坊の駿。

「お前たちのママが熱あるんだよ」

じっと司を見上げる駿。

「パパ、お熱見るんなら、お手てじゃなくてね、こうやっておでことおでこを合わせるの」

頭一つ背の低い舞のおでこに駿が自分のおでこを合わせるのが見えた。

自分の調子が悪いことを忘れた可愛いと思ってしまう。

いつも私が子供たちにやってることしっかり見られて真似したがるんだよね。

「こうか?」

司のおでこが私のおでこと合わせてきた。

それどころじゃないんだけど司の顔が近づきすぎると別な意味で心臓に悪いよ。

「つーか、これ、子供たちにするのか?

体温計があるだろうッ」

不服そうな声が唇から離れて子供たちの方向に向けられた。

「いいか、普通は手で触れれば十分だ。

おでこで測るのは禁止だと覚えとけ」

え・・・と・・・

そこで嫉妬しちゃうの?

「て、ことで、ママの面倒は俺が見るから、お前たちはタマんとこでも行っとけ」

司が睨むから子供たちは何かを察知したように素直に「はーい」と返事をして部屋から出ていく。

「お前はおとなしくしてろ」

ふわっと浮いた身体は司の腕で抱きかかえられてしまってる。

司の歩く先にはキングサイズのベッドの置かれた二人の寝室。

ベッドの上にやさしく私を横たえてくれた司。

「誕生日までには治せ」

治せッて言われても私の誕生日の午前0時を過ぎるまであと12時間もないんだけど。

無理ッ!

そんな私を威圧的に見下す司の本気度は1000%に見える。

ますます熱が出そう。

司の視線から逃げるように身体を反転させて司の視線から逃れて目を閉じた

拍手コメント返礼

葉っぱ 様

お久しぶりです。

年末のこの時期でのコメントうれしいです。

もうね、年末にがっくりくる暴露いらないのにと・・・・(;^ω^)

夢を楽しく持ち越してほしかったですよ。

ここだけはホンワカに最後まで決めたいと思います。

heorakim 様

司の嫉妬の対象は子供でも例外ではないということで今年の年末も楽しみたいと思っています。

やなぎ 様

いえいえ、ツィッターでの『いいね』ポチありがとうございます。

へこみますよねあの報道。

来年こそはしあわせの報道見れると思ってたのに~

年末どうなるのかしら?

もうね、なんだかはモヤモヤは止まらないままに年越しそうですよね。

この際はっきりしてほしいと思ってるんですけどどうなのかしら。

現実は小説より奇なりですかね?

うめ 様

落ち込んでる方多いですよね。

私もその一人ですが悶々とした気持ちはまったくなくならず。

私それほど潤君押しではないんですがかなりショックですよ。

花男からの流れで行ってほしかったな ← 過去形早いかな?(;^ω^)

この話題を吹き飛ばせるようにここでは幸せ感満載で行きたいな。