☆最上階の恋人 27+α

続きからは大人の表現を使用してます。

ご注意の上の観覧をお願いいたします

軽く重ねた唇から伝わる熱。

ちょっと触れ合っただけの唇は今まで何度か重ねたキスそのもの。

好きって気持ちを伝えるのはそれだけで十分だと思っていた。

道明寺が私に触れるたびに今まで感じたことのない感覚に包まれてくるのがわかる。

身体の内部が熱くて、身体の奥から熱がジンと広がる。

もう。、どうしていいのかわかんないよ。

道明寺はドレスを脱がすことをあきらめたのか、その上から私の胸のふくらみを包み込むように動く。

その動きがせわしくなるにつれキスがいつもより性急に唇を吸い上げる。

自然と漏れた声を逃すように開いた唇の中に差し込まれた舌先。

こんなキス知らないよ。

逃れるつもりのはずの私の舌は道明寺のそれと重なって触れ合う。

互いに求める様なキスに早くなる鼓動。

ふいに離れた唇。

私の頬を両手で包み込んだ道明寺の顔はまだあまりにも近い。

覆いかぶさったままの道明寺のかたい筋肉質に覆われた胸板と自分の胸の先端は触れ合ったままだ。

いつの間にか脱げ落ちたドレスはすでに私のへそのあたりまで下ろされて素肌を道明寺の前にさらけ出してしまってる。

揺れる肩口で大きく息を逃がす。

そのまま二度目のキスはしっかりと道明寺を受け入れてしまっている。

道明寺の舌が自分の舌に絡んでそれに応じてる自分が恥ずかしいはずなのに拒むことが出来ない。

道明寺に触れられて、キスされることで下腹部が熱くなって自分の身体が変化してることに気が付く。

絡めた舌がとろけるように感じて気が付くと鼻から抜ける様な甘い声を発してしまっていた。

道明寺はそれにこたえるように私を強く抱きしめる。

二人の身体はますます重なって無意識のうちに道明寺の胸に触れてしまっていた。

触れたら満足できるかと思ったのに不思議と道明寺にもっと触れたい気持ちともっと触れてほしいような、何かを求める気持ちが大きくなってくる。

もっと道明寺と触れ合いたいようなそんな欲求に体が熱くて燃えるようだ。

「大丈夫か?」

私を覗き込む道明寺の瞳も燃えている。

コクリとうなずく私に安心したような笑みを道明寺が一瞬見せる。

そのまま喉に押し当てられた唇がチュッと肌を吸い込む。

肌を這う唇にさっきより甘い声が喉を突く。

素肌をさまよう指先に体中に触れて降り注がれる道明寺からのキス。

初めての体験に怖い感情はあるが頭の中から恐怖心は取り除かれている。

ただ道明寺の全身で感じたい思いの方が確実に強いと思う。

道明寺の手が胸に触れ乳房を丸く撫で、それから指先が頂に触れ、生ぬるい感触で道明寺の口に含まれたのがわかる。

直に触れられたことは初めてで・・・

全てが初めての感覚。

かすかな喘ぎ声を漏らす自分の声。

出したくないのに唇から勝手に声が出てしまう。

道明寺に触れられるたびに胸の先が硬くとがって敏感になってるのがわかる。

それが自分の気分によるもので道明寺から与えられる刺激のせいだと経験のないつくしにもわかる。

「んっ・・・」

声を出さないと頑張ってみても漏れる吐息。

それが恥ずかしいのに止められるすべを知らない。

身体がジンとして、しびれて、下半身が熱くて力がいらなくなる。

さっさと終わってほしいそう思いながらももっと道明寺に触れられたいという気持ちもある。

道明寺の指先はすでに上半身をなぞり落ちて腰から大腿部にかけてすっと撫でた。

そのまま手を足の間に差し込まれて一瞬、身が固くなる。

悲鳴を上げそうな気分なのに、不安そうに私を覗き込む道明寺に心が揺れる。

「大丈夫だから・・・

道明寺の好きにして・・・」

伸びた腕はしっかりと道明寺の背中にまわしてぎゅっと引き寄せてしまってる。

「あんまり、煽るな」

耳元で聞こえた道明寺の声もすごく甘い。

恥ずかしい部分に遠慮がちに触れる指先。

道明寺の指がそっと秘所に押し当てられたのがわかる。

触れられるたびにその部分が熱くうるんでくるのがわかる。

それに気が付いて目を閉じて道明寺の背中にしがみついてしまってる。

狭く閉ざされた壁に広げるように差し込まれた指が徐々に中に行ってくるのがわかる。

「痛いか?」

「大丈夫、変な感じはするけど・・・」

目を閉じたままで、道明寺の顔なんて見ることなんてできない。

そのまま抜き差しする指先の感触に慣れてくる自分が不思議でならない。

ゆっくりの指が抜かれた感覚にようやく目を開くことが出来た。

道明寺の潤んだ瞳がまっすぐに自分を見てるのがわかる。

射貫かれたような感覚に心臓が飛び跳ねた。

これからだよね・・・?

本能的に感じる不安。

それでも道明寺をもっと感じたと思っている。

大きく広げられた脚。

その間に道明寺の腰が入りこんでくる態勢に心臓は最高に心拍数を上げてくる。

「牧野・・・俺を見ろ。

目を閉じるなよ」

視界に入るのは道明寺の美しい顔と肢体。

何かに魅入られるように目が離せなて、身体が熱くなる。

道明寺の硬くなったものが自分の中心にしっかりと充てられている。

それがなぜか大切なように思えてくる。

身体が震える。

手も、脚も唇も震えてるのに怖さよりも道明寺と一つになりたい気持ちの方が強い。

道明寺が欲しい。

熱に浮かされるようにそう思っている。

道明寺が私の両脚を抱えるようにして腰を推し進めてきた。

体内を切り裂かれるような痛みに我慢しきれずに漏れる苦痛。

それでもこのまま道明寺と離れたくなって思う。

身体の中に突き上げられる熱は予想以上に痛みを伴ってくる。

「あっ・・・つっ・・・」

それでも道明寺のものだから我慢できるって思う。

痛みが最高に達した時には道明寺のすべてがしっかりと自分の内部にすべて納まってしまっていた。

涙が出そうなくらい熱い想いが胸にこみ上げてくる。

「大丈夫か?

大丈夫じゃないって言われても、止められそうもないけど・・・」

道明寺がなだめるようにやさしくキスをしてくれる。

ごめんな・・・

そういわれてるような・・・

やさしく道明寺に包み込まれているような気分。

道明寺にしがみついて夢中になってキスを返した。

ゆっくりと動き出した道明寺。

道明寺が動くたびに鋭くなる感覚。

痛みの中に少し違った感覚が芽生えてくるのわかる。

「牧野・・・っ」

道明寺の声が甘く響く。

体内でくすぶる熱が体中に広がりを見せる。

気が遠くなるような快楽の波の中で道明寺の動きは忙しさを増す。

火に貫かれるような感覚に道明寺にしがみつく腕に力がこもる。

身体の奥で何かがはじけて道明寺が私の身体のにもたれるように沈む。

道明寺の重みが心地よくて・・・

強い快楽に漂う余韻。

その余韻にさまよう私を道明寺が強い力で抱きしめてくれていた。